ハンズオン準備の第5回です。
レポジトリ群の構想
ハンズオンのための材料およびプログラムは全て git ベースの公開レポジトリで運用します。そうすることにより、可搬性・運用性・ツッコミビリティを高めることができると考えるからです。
本稿では、作成・利用するレポジトリ群の構成を整理します。
前提:国連ベクトルタイルツールキットの構造
国連ベクトルタイルツールキットの構造は、現在、次のとおり整理しています。
この構造を参照しつつ、ハンズオンのためのレポジトリ群を構想していきます。
spinel-data: ハンズオン用ソースデータ
ハンズオン用のソースデータを https://gitlab.com/osgeo-jp/spinel-data に置きました。ソースデータの一つが 100MB を超えるので、このレポジトリについては GitHub ではなくて GitLab に置いています。
spinel-produce: インポートプログラム
ソースデータをダウンロードし、インポートを行うスクリプトを https://github.com/un-vector-tile-toolkit/spinel-produce で作っていきます。node と npm が使えれば動くスクリプトを作ります。
このスクリプトの出力を tippecanoe にかけて、mbtiles ベクトルタイルパッケージを作ります。
spinel: ベクトルタイルサーバ
ローカルホストで HTTP で動くモードのベクトルタイルサーバを https://github.com/un-vector-tile-toolkit/spinel で作っていきます。
これは、pietra を小規模改修したものになると思います。
mbq: ベクトルタイルサイズ分布計測
ベクトルタイルサイズの分布を計測するためのスクリプトが、https://github.com/hfu/mbq にあります。
以前のハンズオン資料 にあるとおり、このプログラムを利用するには、c++11 が必要です。このため、ハンズオンではオプショナルになるかもしれません。