0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

今来た手を動かしたい人のための UNVT 案内 Early 2020

Last updated at Posted at 2020-04-10

創設3年目の国連ベクトルタイルツールキット (UNVT) に、今入ってみたいけど何をすればいいのというスタンスの Raspberry Pi ユーザのためのとりあえずの案内です。

コアコンセプト

国連ベクトルタイルツールキットは、公的機関でもベクトルタイルのウェブ地図を生産・配信・設計・最適化できるようにするための、サーバの中の人用のオープンソース・ソフトウェア集です。

そういったオープンソースソフトウェアは Linux で動くことが標準であることと、サーバの中の人が直面するサーバ環境は多様であることから、なるべく多くの Linux 環境で動くことを目標にしています。

他方で、実運用以前の技術移転の局面では、なるべく少ない手数で安価に多数揃えられる Linux 環境として、Raspberry Pi を使用します。

運用レベルで UNVT を使いたい人は、それぞれのサーバ環境に合わせて UNVT を据付けることになりますが、まずは UNVT を試してみたい人には、Raspberry Pi 上でトレーニングを行う、というコンセプトを持っています。

UNVT の開発はまだまだ継続中で、これまでもこれからも、コンパクトなソフトウェアを何度でも書き直すということをやっており、結果として今入りたいひとがとっつきづらい状況が生じていると思いましたので、このドキュメントを書いてみました。

今のところ、UNVT のデモという観点での一番コンプリートな一式は、Misora ですが、Misora はある程度辿ってみた、あるいは Misora よりもシンプルな方法を考えているのであればそちらを知りたいという方には、このエントリは参考にしていただけると思います。

Raspberry Pi の基本的取り扱い

Raspbian のインストール

2020年3月にリリースされた Raspberry Pi imager を使うと、 MicroSD カードへの Raspbian の導入が簡単です。

Raspbian 用 UNVT インストーラ equinox

Docker をまったく用いずに、素の Rapbian の上で UNVT を使うためのインストーラである equinox を2020年3月に開発しました。

今後、技術移転にはこちらを使っていくことになると思います。

equinox に含まれているソフトウェアの一覧は equinox の README.md に記載しています。

なお、equinox と equivalent なツールキットを ubuntu:latest (amd64) 上で実現するための Docker コンテナイメージとして、nanban も並行維持しています。

(参考) 今進めている開発は何か

技術移転モードで、UNVT の流れを辿っていただくための標準教材の開発を進めています。5月の連休明けには使えるものを作ればという観測を持ちながら、少しずつ進めています。プロダクトは、次の通りです。

  • Vector Tile Academy (VTA): こちらが作りかけの教材です。教材から作り始めるというアプローチだと、教材開発者の私が全体像をよく捉えられないという弊害があることに気がついたので、次の naru を作り始めています。
  • naru: 上記 VTA のためのコードです。実行例ファーストで開発をはじめたところです。

VTA シリーズの開発と並行して、地理院地図 Vector タイルの速いスタイルである toki の開発も続けていますが、今週末あたりから、toki よりも naru に力を入れていきたいと思っています。

フィードバックやコラボレーションは、常に歓迎したいと思っています。フィードバックやコラボレーションをしてもらいやすくするための環境整備を行う必要があることも、意識はしています。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?