thomersch の grandine とはどのようなものなのか、実際にインストールしてみて3コマンドの --help をチェックしてみました。
コマンドの --help 概要
grandine-converter
- csv-delim: 値の間のデリミタを指定する。
- csv-lat: ゼロインデクスで、CSV のどのカラムが latitude を持っているか指定する。
- csv-lng: ゼロインデクスで、CSV のどのカラムが longitude を持っているか指定する。
- in: 入力ファイル
- mapping: データを変換するために使われるマッピングファイル(mapping.yml らしい)
- out: 出力する spaten ファイルのパス
grandine-spatialize
- in: 入力ファイル(デフォルトは osm.pbf)
- mapping: データを変換するために使われるマッピングファイル。指定されない場合にはデフォルトのマッピングが適用される。
- memprofile: メモリプロファイルの出力パス
- out: 出力する spaten ファイルのパス
grandine-tiler
- compress: gzip で圧縮する
- cpuprof: CPU プロファイルの出力パス
- default-layer: 地物にレイヤ名が指定されていない場合、デフォルトレイヤに入れるかどうか(デフォルトは true)
- in: 入力ファイルのパス。サポートされているファイルのフォーマットは spaten。
- out: タイルが書き出されるパス(デフォルトは tiles)
- q: quite mode
- std-in: 標準出力から読む。
- workiers: ワーカーの数(デフォルトは 20)
- zoom: タイルをレンダする一つまたは複数のズーム
感想
- grandine-tile の出力がフォルダになっているらしきこと、ズームを個別に指定することになっていることが不安である。
- simplify などの機能は組み込まれていない。
- どちらかいえば、基本図というよりは GIS データを軽快にベクトルタイル化することを主眼にしているように思われる。
- 引き続きウォッチすべきとは思われるが、今すぐ利用を検討するべき状況とは言えない。
- しかし、パラメータのセンスが良いと感じる。