経緯
Raspberry Pi OS(Raspberry Pi 5)の初期設定では日本語入力に対応していなく、設定方法も初心者には分かりにくかったため手順をまとめてみました。
※2024/05/31時点での情報を参考にしています。
環境
- デバイス:Raspberry Pi 5
- OS : Raspberry Pi OS(64bit)
手順
1. raspi-configを起動し、デフォルトのウィンドウマネージャーをX11
に切り替える
Raspberry Pi 5はデフォルトでWayland
というウィンドウマネージャーが採用されていますが、こちらを使用した場合、日本語変換機能を提供するfcitx-mozc
で一部ソフトウェアが動作しないとのことなので、X11
に切り替えを行います。
- raspi-configを起動します。
$ sudo raspi-config
-
以下の順序で
FINISH
まで選択するとデフォルトのウィンドウマネージャーがX11
に切り替わり、再起動が実行されます。
6 Advanced Options
A6 Wayland
W1 X11
FINISH
-
再起動後、次のコマンドの実行結果が
X11
になっていれば変更できています。
$ echo $XDG_SESSION_TYPE
X11
2.fcitx-mozcをインストール
- インストール実行
$ sudo apt update && sudo apt install fcitx-mozc -y
- インストール後、再起動をすると画面右上にキーボードのアイコンが表示され半角/全角キーが使用可能になります。
参考