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楽天マーケットスピードII RSSを使って株価チャートを作成

Last updated at Posted at 2023-10-07

はじめに

pytonで株価チャートを描ければいいなと思い、作ることにしました。株価を取得する方法やチャートを描く方法は色々あると思いますが、ここでは、楽天マーケットスピードIIのRSS関数を使い、エクセルに株価を表示させて、pandasのデータフレームに変換し、mplfinanceでチャートを描くようにしました。

チャート.jpg

RSS関数について

エクセルに入力する関数は、

=RssChart( ヘッダー行 , 銘柄コード , 足種 , 初期表示本数 )

それぞれの引数は、

ヘッダー行

省略の場合下記の項目が出ます
「銘柄名称, 市場名称, 足種, 日付, 時刻, 始値, 高値, 安値, 終値, 出来高」

銘柄コード

国内株式 数値4桁 例えば「トヨタ自動車」は7203

足種

T:ティック, 1M:1分足, 2M:2分足, 3M:3分足, 4M:4分足, 5M:5分足, 10M:10分足, 15M:15分足
30M:30分足, 60M:60分足, 2H:2時間足, 4H:4時間足, 8H:8時間足, D:日足, W:週足, M:月足

初期表示本数 1~3000

1分足:9日分、2分足:9日分、3分足:9日分、4分足:9日分、5分足:31日分、10分足:61日分
15分足:91日分、30分足:121日分、60分足:2年分、日足:10年分、週足:20年分、
月足:30年分(1995年5月以降のデータ)

RSS関数の詳細については、下記をご覧ください。

pythonのプログラムで、RSS関数は、次のようにしました。

code=7203       # 銘柄コード
bar="M"         # 足種
number=50       # 表示本数
command_line="=RssChart("+","+str(code)+","+"\""+bar+"\""+","+str(number)+")" 
ws.Cells(1, 1).Formula =command_line

コード

pythonのプログラムです。
実行前に、マーケットスピードIIのログインと、
エクセルを起動し、空白のブックを開き、RSSの接続が必要です。

import win32com.client      #エクセル用
import mplfinance as mpf    #グラフ用
import pandas as pd         #データフレーム用
import time                 #時間調整用

#変数設定
code=7203       # 銘柄コード
bar="M"         # 足種
number=50      # 表示本数
row, column=1,1 # Rssの関数を入れる場所

#Rss関数で取り込んだエクセルデータをpandasのデータフレームへ変換する関数
def get_data(code, bar, number, row, column):
    #エクセルに入れる関数 RssChart(ヘッダー行,銘柄コード,足種,初期表示本数)
    command_line="=RssChart("+","+str(code)+","+"\""+bar+"\""+","+str(number)+")" 
    #Rss関数をエクセルに記入
    ws.Cells(row, column).Formula =command_line
    #エクセルに取り込んだデータを変数「data」に取り込む 
    data=ws.Range(ws.Cells(row+2,column+3), ws.Cells(row+number+1,column+9)).Value
    #データフレームに変換 columnsで各列に対応するタイトルを入れる。
    data=pd.DataFrame(data, columns=["date", "time", 'Open', 'High', 'Low', 'Close', 'Volume'])
    #日付と時間を合わせて、日時とする
    date_time =data["date"]+"/"+data["time"]
    #グラフの横軸に設定できるよう日時の文字をdatetime型へ変更する
    data["date"] = pd.to_datetime(date_time)
    #日時をインデックスとして、グラフの横軸にする
    data.set_index("date", inplace=True)
    return data

#今、開いているエクセルのシート「sheet1」をwsとする
try:
    wb = win32com.client.GetObject(Class="Excel.Application")   
except:
    print("エクセルが開いていません。")
    exit()
wb.Visible=True    
ws = wb.Worksheets('Sheet1')

#株価チャートの表示
while True:
    try:
        data=get_data(code, bar, number, row, column)
        mpf.plot(data, type="candle",volume=True)
        break
    except:
        print("再試行中...")
        time.sleep(1)  # 待機する時間(秒)を指定する

エクセルに株価を取り込むときに、時間がかかる場合があります。
取り込み前にチャートを表示するとエラーになるため、
try、exceptを入れています。

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