0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

gcp private service connect

Last updated at Posted at 2021-12-24

terraformでの構成例

まずは動くものを
https://gist.github.com/mhiroe/e4c10cd5731cdfb9f57ae7d9e9d41e21

Aレコードのみの endpointもありますが、構成上区別つけないほうがシンプルになるので、すべてzoneを用意するようにしています
併せて、リゾルバを利用してendpointのipを引いてこれるようにしています

private service connect の使い所

private.googleapis.com や restricted.rooleapis.com など、内部ネットワーク経由の googleapiアクセス手段が用意されているが、これらが利用できない場合がある

  • オンプレ(インターネットとの接続なし)とGCPをVPNなどでつなぎこみ、オンプレ環境からGoogleAPIを利用したい場合、間の経路にFireWallが挟まっていると、FireWallで 199.36.153.x のパケットがドロップされる、というような事象が見られた

  • 同様に、オンプレ環境から GoogleIdentityによる認証を行いたい場合 accounts.google.com へのアクセスが発生するが、
    private.googleapis.com や restricted.rooleapis.com では エンドポイントが用意されておらず利用できない、ということがあった。

  • 上記のようなgoogleapi以外にも、gcpプロジェクトの内向きに APIエンドポイントを置く(インターネットを経由させない) ことが可能になる

psc endpoint が生まれた背景について

  1. 情報漏洩を防ぎたいという要望があった (外部からのアクセス、内部からの漏洩)
    2 外部からのアクセスは VPC SC で制限できる
  2. 内部から外部への漏洩も VPC SC である程度守れるが、たとえば Box へのアップロードは防げない
  3. そのため、そもそもインターネットへのアクセスを全部遮断したい
  4. しかしそうすると(パブリックアドレスを持つ) Google APIs にもアクセスできなくなってしまう
  5. そこで、Google APIs のうち VPC SC に対応してるサービスにだけアクセスできる restricted.google.apis.com 199.36.153.4/30 というエンドポイントを新設 (VPC SC に対応してるサービスに限定した理由は、そうしないとそのサービス経由で漏洩される危険性があるため。たとえば、X というサービスが VPC SC に対応しておらず、かつデータをアップロード/ダウンロードできるサービスの場合、そこを経由してデータの漏洩の可能性が生まれてしまう。)
    7.VPC SC は使わないが、Google API に専用線やVPN経由でアクセスしたい(インターネットを経由したくない)、かつ VPC SC に対応してない API も使いたい、という要望が多かったため、private.googleapis.com 199.36.153.8/30 というエンドポイントも追加で作られた
  6. 199.36.153.x というグローバル IP アドレスを使いたくない(グローバルな経路をオンプレミスに流したくない)という要望(と、そもそもプライベートなAPIエンドポイントを公開したいという要望)を満たすために、Private Service Connect というサービスが作られた
0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?