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QtAdvent Calendar 2020

Day 14

Qt Marketplaceについて

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はじめに

まずは、カレンダー当日の登録に間に合わなくてごめんなさい。先週から週末にかけて胃カメラ飲んだり点滴されたりと色々ありまして。がっつり肥満体なおっさんは、年をとると色々出てダメですね。ほんと。

さて、昨日の日記は、 @argama147 さんの「Qt/Androidの対応状況」でした。Qtは、iOSやAndroidに対応しているといいながら、ドキュメントとか情報が少ないのが悩みの種です。貴重な情報ですので、興味がある方はぜひ読んで見て下さい。そして、触ってみたら是非追加の記事を・・・・。

本当なら終末時間をとって何か記事を・・・と思っていたのですが、通院後家で寝ていたので、本日分は軽い紹介記事となります。重ね重ねごめんなさい。

Qt Marketplaceとは

本日のお題目は、Qt Marketplaceです。Qt Marketplaceは、Qtのライセンシー会社であるThe Qt Companyさんが運営されているQt拡張モジュールや、Qt Creator のプラグイン、Qt開発者向けのツールを販売できるマーケットプレイスだそうです。実は、昨年の12月2日にアナウンスされていました。

ただ、Qt公式サイトのトップページには「Qt Marketplace」ではなく、Productのリストでは「Extensions in Qt Marketplace」で、下のクイックリンクは「Get Extensions」となってます。なんかこうもやっとするのですが、文化が違うのですかねぇ・・・。

現状、一般のユーザーにできるのは無償拡張の登録のみのようで、販売に関する受付ページなどは見つけられていません。有料コンテンツを公開できるのは現状、VAT登録企業のみとwikiに記載がありましたが、詳細は不明です。

注意事項

まず先にQt Marketplaceを見る前に注意事項を述べます。ここで、The Qt Companyさんがしれっと有償で販売している拡張モジュールには、GPLv3でも利用出来るものが含まれています。不親切設計で、GPLv3のソースコードをダウンロードして利用する方法の説明はマーケットプレイスには書いてありません。wiki等を検索して調べる必要がありますがGPLv3で十分な場合は、Buyボタンを押す前に良く調べてみましょう。

また、商用ライセンスのメンテナンスツールやインストーラーで、普通にオプション選択でインストール出来るものも有償で販売されています。商用ライセンスを所持されている方もBuyボタンを押す前に、自分のライセンスに含まれているモジュールじゃないのか確かめて見た方がよさそうです。

GPLでは都合が悪いLGPL版Qtの利用者がモジュールを単独でお買い上げする当たりを想定しているのかな・・・と思うのですが、ライセンスを読み切れていないのでなんとも言えません。ご存じの方はコメント残して下さい。

カテゴリー

カテゴリーとしては以下のものが用意されています(かっこ内は目視で確認した登録数)。

  • Most popular (10件)
  • Newest (9件)
  • Premium (15件)
  • Libraries for Qt (107件)
  • Plugins for Qt Creator(8件)
  • Tools for Qt(13件)
  • Qt Training(0件)
  • The Commercial Qt Offering (5件)
  • Qt Services (0件)
  • Qt Merchandise(7件)
  • Qt Education (25件)

マーケットプレイスが用意されて1年経過していますが、残念ながら登録数はあまり増えていないように見受けられます。

販売形態

  • Free(無償)
  • Free Eval(評価版)
  • One-Time Free(買い切り)
  • Yealy Fee (年課金-いわゆるサブスクリプション)

といった形態が用意されているようです。

販売手数料

販売手数料は最初の1年間は25%、それ以降は30%のようです。決済は、Marketplace側(The Qt Company)で行われるようですが、売上の支払いや条件について等の詳細は見つけられていません。

登録方法

こちらに登録するのは、Publish pageから行うようです。Markdownのファイルと、JSONファイル、アイコンファイルの3種類を登録するようです。金額に関する項目は用意されていないので、無償版のみ受け付けているようですね。雰囲気的にバイナリー配布などを代行してくれるわけではなく、ソースコードのダウンロード方法、ビルド方法、インストール方法等を登録者が記載しておいてそれをMarketplaceで読めるようにしてくれるだけのようです。

登録のためには、Qt Marketplace publisher agreementに同意する必要があるそうです。こちらはまだ読めてないです。何か注意点など気がつかれた方はコメントに残していただけると嬉しいです。

現在登録されている気になるもの

個人的に気になったもの、近いうちにお買い上げするなり、試すなりしたいリストです。

  • Qtロゴ入りマグカップ
    15ドルのマグカップです。送料無料らしいのですが、日本にも出荷してくれるのかなぁ。

  • Qtロゴ入りバックパック
    35ドルのバッグ

  • 15インチノートPCケース
    Qtロゴ入りの29ドルのPCケース。ただなぁ、16インチなんだよねぇ、僕のノート。

  • Qtロゴ入りマスク
    19ドル。再利用可能なフェイスマスク。問題はQtロゴの入った黒いマスクで出歩く勇気が・・・。

  • GitQlient
    Qtで書かれたGit Client。そらみみさんのGuiterのライバルかな。

  • JKQtPlotter
    LGPLv2で利用できるグラフプロッター。折れ線グラフや散布図だけではなく箱ひげ図とか色々対応している模様。

  • QCustomPlot
    こちらもグラフプロッター。GPLv3 or 商用版。

  • Qt LGPL App Template
    約10ドルのサードパーティーによる商用ライセンス品。LGPLアプリケーション用テンプレート。qmakeのTEMPLATEに指定することで利用でき、ユーザーが独自のQtと再リンク可能にするための.a等を含むzipファイルの自動生成などが出来るようになる模様。来月の予算でお買い上げしてみる予定。

まとめ

という感じで、いまだ利用はあまりされていないようだけどQt Marketplaceなるものがあるよ・・・というかなり軽い紹介記事でした。
次回の記事はもっとちゃんとした技術記事になるよう頑張ります。

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