内容
今回はZabbixでプリザンターが起動している仮想マシン(サーバ)のCPU使用率の監視を行います。
環境
環境 | バージョン |
---|---|
Ubuntu | 24.04LTS |
Zabbix | 7.0LTS |
Pleasanter | 1.4.16.3 |
仮想マシンの作成
VMware Workstationを用いてUbuntuの仮想マシンを2環境を立ち上げます。
下記記事を参考にさせていただきました。
https://iwannacreateapps.com/misc/vmware-workstation-pro/ubuntu-vm/
仮想マシン名は
Zabbix_VM
Pleasanter_VM
とします。
Zabbixのインストール
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下記公式サイトより利用環境を選択し、インストール手順を実施し、Zabbix_VMにZabbixをインストールします。
https://www.zabbix.com/jp/download?zabbix=7.0&os_distribution=ubuntu&os_version=24.04&components=server_frontend_agent&db=pgsql&ws=nginx -
http://localhost:8080 にアクセスして、初回セットアップを行います。
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ログイン画面が表示されるので、Zabbixにログインができることを確認します。
プリザンターのインストール
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下記マニュアルの手順を参考にPleasanter_VMにPleasanterをインストールします。
https://pleasanter.org/ja/manual/getting-started-pleasanter-ubuntu -
Zabbix Agentのインストール
下記を参考にZabbix Agentをインストールします。
https://www.zabbix.com/download?zabbix=7.0&os_distribution=ubuntu&os_version=24.04&components=agent&db=&ws= -
設定ファイルの編集 /etc/zabbix/zabbix_agentd.conf を開いて、以下を設定:
Server=<Zabbix ServerのIPアドレス> Hostname=<仮想マシン2のホスト名>
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Zabbix Agentの起動と有効化
sudo systemctl start zabbix-agent sudo systemctl enable zabbix-agent
監視用設定(Zabbix側)
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Zabbixにログイン
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ホストの作成
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アイテムの作成
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トリガーの作成
以上で一通りの設定は完了です。
実際にPleasanter_VMで下記コマンドを実行し、CPUに負荷をかけた際のCPU使用率が画像のとおりです。
sudo apt install stress
stress --cpu 2 --timeout 60
まとめ
Zabbixを活用することで、仮想マシンのCPU使用率を簡単に監視できました。
Zabbix Agentをインストールすることで、より詳細なリソース情報(CPU、メモリ、ディスクなど)を取得できます。
今回はプリザンターが起動している仮想マシンを監視しましたが、Zabbixのアクション機能などを用いて、他サービスを監視し、障害発生時にプリザンターにレコードを作成するなどのことも実現できると思われます。