概要
前回の記事でRaspberry Piのセットアップが完了しました。
運用を続けていると、突然起動できなくなるといった復旧不可能な事態に陥ることはよくあります。
その場合再セットアップでも良いのですが、バックアップデータを取っておくと復旧が楽になります。
一度バックアップをSDカードを直接接続してそのままコピーを取ろうとしたのですが、
Windowsの場合、セットアップ後のOS領域等が正しく認識されないようです。
そのため、フリーソフトを使用してバックアップを行いました。
参考
この記事を書くにあたって、以下のサイトを参考にさせて頂きました。
https://itdecoboconikki.com/2017/02/16/raspberry-pi-backup-img-make/
Win32 Disk Imager の取得及びインストール
1.下記サイトから「Win32 Disk Imager」を取得
https://ja.osdn.net/projects/sfnet_win32diskimager/
3.赤枠で囲んでいるファイルのどちらかをクリックしてダウンロード
インストーラー型にしたい場合は「win32diskimager-1.0.0-install.exe」の方をダウンロードしてください。
こちらの環境の場合、前回の記事で「SDメモリカードフォーマッター」をインストール後から
ブルースクリーンが頻発するようになってしまったので、念のためインストール不要なzip版をダウンロードしました。
バックアップ
3.上部右側のをクリックして、1.で作成したファイルを選択
同時に、「Device」にバックアップ対象のSDカードのドライブが選択されていることを確認する。
4.「Read」をクリックしてバックアップを開始
こちらの環境の場合、一度「~が読み込めませんでした」というようなエラーが発生して
バックアップが中断されましたが、再度「Read」をクリックしたら正常にバックアップができました。
「Read Successful.」というメッセージが出たら完了です。
リストア
Raspberry Piを弄っていたら早々にOSを破壊してしまったのでリストアを行います。
1.「SDメモリカードフォーマッター」を起動してSDカードをフォーマット
前回と同じく設定は変更せずに「フォーマット」をクリック。
正常にフォーマットが完了後、SDカードの容量が本来の容量になっていることを確認する。
2.「Win32 Disk Imager」でSDカードに以前のデータを復元する
「Win32 Disk Imager」を起動してバックアップしたデータと復元したいSDカードのドライブを選択後、「Write」ボタンをクリック。
「Write Successful.」というメッセージが出たら完了です。
3.SDカードをRaspberry Piに接続してデータが正常に復元されていることを確認
Raspberry PiにSDカードを接続後に電源を投入し、バックアップ時の状態に戻っていることを確認する。
#総括
これでバックアップ&リストアが何時でも行えるようになりました。
SDカードが完全に故障してしまった場合に新しいSDカードに移行したり、
他のRaspberry Pi環境を構築するのにも流用が可能ですので、バックアップはできるだけ取得を推奨します。