【Helpdesk入門 第8章】社内システムの構造を理解しよう🏢
こんにちは、 HelpdeskTimesの辻つばさ です🖊️
今回は「社内システムって、どういう仕組みで動いてるの?」という疑問に答える回です!
🏗️ システム構成をざっくり理解するメリット
- 問い合わせの背景が見えてくる
- 切り分けが的確になる
- 担当外の内容でも「何が起きてるか想像できる」
つまり、 技術者じゃなくても“構造”を知っておくだけで強くなれる!
🧩 社内システムのざっくり構造(三層モデル)
① クライアント(利用者側)
- ユーザーのPC・スマホ・タブレット
- Officeソフト、業務アプリ、ブラウザなどを操作
- トラブル例:「画面が開かない」「入力できない」
② アプリケーションサーバ
- 業務システムが動いているサーバ(オンプレ or クラウド)
- データの処理、画面生成、アクセス管理など
- トラブル例:「ログインできない」「ボタンが反応しない」
③ データベースサーバ
- データを保存している倉庫
- 顧客情報、売上、商品データなどが格納されている
- トラブル例:「検索が遅い」「情報が表示されない」
🌐 社内システムの種類と役割
システム種別 | 内容・例 |
---|---|
基幹系システム | 受発注・在庫・売上など、業務の中核 |
情報系システム | グループウェア(メール・カレンダーなど) |
認証・アカウント管理 | Active Directory、SSOなど |
ファイル共有 | NAS、クラウドストレージ、SharePointなど |
社内ポータル | 社内手続き、掲示板、FAQ、勤怠など |
🔁「誰が・どこで・何をしてるか」の視点を持とう
✅ 例:業務システムが開かない
・ユーザーPCの問題?
・アプリサーバ側?
・ネットワーク?
・アクセス権限?
このように、「全体の流れ」の中でどこに異常があるかを想像できるようになると、
“何がわからないのか”がわかる ようになります!
🧠 よくある“構成の見える化”パターン
- ネットワーク図(サーバーや拠点のつながりを図式化)
- システム構成図(ユーザー・サーバ・DBの関係)
- 利用マニュアルの巻末にある「全体イメージ図」
→ こうした図を見慣れておくと、 技術者との会話もスムーズに!
📌 まとめ
層/構成 | 役割 |
---|---|
クライアント | ユーザーの操作端末 |
アプリサーバ | 業務ロジックの処理、UI提供 |
DBサーバ | データ保存と検索 |
全体構造の理解 | 切り分け・連携・エスカレーションが楽になる |
▶️ 次回予告
第9章:Webアプリとローカルアプリの違い
「これはWeb?それともローカル?」の違いを見極める力をつけましょう💡
動作やトラブルにも違いがあります!
それじゃ、また次回っ🏢