最近、作っているプロダクトで、MVPってなんぞや?みたいな議論になったので、調べてみました。
面白かったので、まとめてみます。
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- 元記事はこちら
- リーンの概念を一言で表すと、最小リソースで、最大限の顧客に対する学びを得ること
- MVPを作る上で、考えなければならないことがいくつかあり、それをまとめたものを MVPキャンバスと呼んでいます。
MVPキャンバスとは?
MVPキャンバスは、もともと、AppSociallyの高橋氏とRecruitのMTLが共同で開発したもので、一言で言えば「仮説を元に何を学び、そのために何を作るのか」の具体化を手助けしてくれるフレームです
MVPを行う上で大事な事
- 小さくトライして小さく失敗し、学ぶこと
- リスクに対する失敗コストを最小化すること
- 全ては仮説であること。
- 仮説に対して効果的な検証方法を考え行うこと
事前に
ビジネス仮説について
- 現状把握を実施
- 実証できていること、出来ていない事を明確にする
- リスクの高さをもとに実証すべき仮説の優先度をつける
- 優先度が一番高い仮説に対して、以下を行う
MVP Canvas項目
- Hypothesis:仮説
- What to Learn/Goal : 何を学ぶのか
- Type of MVP : MVPのタイプ(紙プロト、インタビュー、A/Bテスト、動くデモなど)
- What to Build/How to Validate the Hypothesis with MVP : 何を作るのか、どうやってそのMVPで実証するのか
- Criteria of Validation : 仮説実証に必要なデータ、条件
- Cost of Developing MVP : MVP構築に必要なコスト
- Time of Validating Hypothesis : 仮説検証に必要な時間
- Estimate of Future Risk/Chance : 発生する将来のリスク
- 結果と、得た学び
仮説検証をするのは、目の前の不確実なものを確かなものにしていくためであり、そのために必要なのは発見や学びです。
- 実証のフロー:Build - Measure - Learn
- 検証方法を考えるフロー:Learn - Measure - Build
- 仮説から何を学びたいのか?というのが1番の軸にあり、そのためにはどのような方法で、何を測れば知ることができ、そのためには何を作れば良いのか?という思考プロセスが必要。
Dropboxの例
- Hypothesis:仮説
- 自動同期できるオンラインストレージを提供すれば、人々は利用する
- What to Learn/Goal : 何を学ぶのか
- 多くのストレージサービスが既にある中で、利用したいと思う人が本当にいるのか
- Type of MVP : MVPのタイプ(紙プロト、インタビュー、A/Bテスト、動くデモなど)
- デモ動画、フォーム付きLP
- What to Build/How to Validate the Hypothesis with MVP : 何を作るのか、どうやってそのMVPで実証するのか
- デモ用の動画と登録フォームを載せたLPを作成し、アーリーアダプタにアプローチdけいそうなハッカーニュースに投稿する。
- Criteria of Validation : 仮説実証に必要なデータ、条件
- 動画再生数○回
- 登録人数○人
- Cost of Developing MVP : MVP構築に必要なコスト
- 5日
- Time of Validating Hypothesis : 仮説検証に必要な時間
- 1週間
- Estimate of Future Risk/Chance : 回避できる・発生する将来のリスク
- サイト構築のリスク回避
- 結果と、得た学び
- 1夜にして75000人の登録リストと、多くの要望コメントが寄せられた
- このアイディアに利用したいと思う人が大勢いることが証明でき、開発に入れる状態だとわかった