VMware Player から VirtualBox へ乗り換えた際のメモです。
VMware で仮想マシン作成や設定編集の経験があれば、つまづくような所は無いと思います。
ショートカットが異なる所や、OVF 変換で VMware Tools アンインストールしてないと後で困る、くらいでしょうか。
前提
- ホスト OS
- Windows 7 Professional SP1 64bit
- バージョン
- VMware Player 5.0.2
- (6 を使ってなかったのか、自分…)
- VirtualBox 4.3.10
- VMware Player 5.0.2
VirtualBox インストール
ダウンロード
- 公式サイトの「Downloads」メニュー
- 「VirtualBox 4.3.10 for Windows hosts」を探してゲット
インストール
- exe ファイル実行
- 特に何も変更せずデフォルトでインストール
- インストール中、デバイスのインストールを確認されるので「インストール(I)」を選択
- Network Service
- ネットワークアダプタ
- 完了
- ここで自動|手動で VirtualBox マネージャー を開く
初期設定
- メニュー「ファイル」から「環境設定」
|Ctrl+G - 「一般」から「仮想マシンフォルダー」設定 (お好みで)
- 「入力」から、ショートカットはかなり細かく弄れるっぽい。現時点ではデフォルトのまま (お好みで)
- 「言語」から「インターフェース言語」を日本語に (お好みで)
- 「ネットワーク」 → あれ、ブリッジが無い!? と驚くかもしれませんが、大丈夫。ゲスト仮想マシン作成時に設定できます。
とりあえず全部デフォルトでも困ることはなさそう?
仮想マシンの作成
とりあえず CentOS 6.5 x64 で作ってみます。(たまたま iso があったので…)
-
仮想マシン(M) → 新規(N)
|Ctrl+N で作成ウィザード- 名前、OSファミリー、OS の詳細とバージョン
- 適当な名前、Linux、Red Hat(64bit) で。
- メモリーサイズ
- とりあえず 2048MB
- ハードドライブ
- 「仮想ハードドライブを作成する」を選択
- 必要なハードドライブのサイズは_8.00GB_と言われますが、後で変更できます。
- ハードドライブのファイルタイプ
- 「VDI (VirtualBox Disk Image)」を選択
- 色々選択できますが、特に理由がないのでデフォルトで。
- 物理ハードドライブにあるストレージ
- 「可変サイズ」を選択
- 項目名がわかりづらいですが、ようは Thin Provisioning 選んでます。
- ファイルの場所とサイズ
- 場所 → 特に理由がないのでデフォルトのまま。
- サイズ とりあえず 20GB くらい。
- ここで一覧に、作成した仮想マシンが電源オフ状態で追加されます。
- 名前、OSファミリー、OS の詳細とバージョン
-
仮想マシンを選択 → 設定(S)
|仮想マシンを選択 → Ctrl+S- ストレージ
※インストールに使用するディスク/ISO の選択をします- 「コントローラー:IDE」を右クリック → 「CD/DVD デバイスを追加」
|「コントローラー:IDE」の CD/DVD アイコンをクリック - 「空のままにする(E)」を選択
- ダイアログ右側の 「属性」/「CD/DVD ドライブ」/右方の「CD/DVD アイコン」をクリック
- ISO なら、「仮想 CD/DVD ディスクファイルの選択」
| ホストの光学ドライブ使用なら「ホストドライブ 'E:'」 (※ドライブ文字は例)
- 「コントローラー:IDE」を右クリック → 「CD/DVD デバイスを追加」
- ネットワーク
- アダプター1
2. 「ネットワークアダプターを有効化(E)」 チェックon
3. 割り当て(A) を「ブリッジアダプター」に (お好みで) - アダプター2 以降
必要ならばお好みで。
- アダプター1
- ストレージ
-
メニューや右クリックから「起動」!
あとは流れでお願いします。
ちなみに ゲストフォーカスin/out のホットキーは VMware Player: Ctrl+Alt でしたが
VirtulBox: 右Ctrl です。(設定変更できます)
これらのホットキーについては、親切にヒントを出してくれます。
VMware から仮想マシン移行 (Windows XP版)
OVF 経由します。
今回は、最近終了したばっかりの XP を使用します
既存 VMware 仮想マシンから VMware Tools をアンインストール
まずは移行させたい仮想マシンを起動し、通常手順で VMware Tools をアンインストールします。
忘れた場合について
この作業忘れていると移行後… ゲストのネットワークアダプタが VMware 用のまま削除しても復活する&VMware Tools 自体をインストールできない、という面倒な状況になりました。
NIC 見つからない → IP アドレスとか割り振れない状態です。
もしかすると移行後でも回避可能な設定や復旧作業があるのかもしれないですが、特に試行していないです。
どちらにせよ先にアンインストールしておいた方が楽&クリーンそうな気がするのでこちらをオススメしておきます。
既存 VMware 仮想マシンを OVF 化
VMware の ovftool (コマンドラインツール) を使用します。
(使用例)
C:\Users\heignamerican>mkdir "D:\ovf\WinXP"
C:\Users\heignamerican>"C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Player\OVFTool\ovftool.exe" "D:\vm-guest\WinXP\WinXP.vmx" "D:\ovf\WinXP\WinXP.ovf"
Opening VMX source: ...
...
Completed successfully
(結果例)
C:\Users\heignamerican>dir /B "D:\ovf\WinXP"
WinXP.mf
WinXP.ovf
WinXP-disk1.vmdk
VirtualBox へインポート
- ファイル(F) → 仮想アプライアンスのインポート
|Ctrl+I - 先ほど作成した .ovf ファイルを選択 (例:D:\ovf\WinXP\WinXP.ovf) し、次へ
- アプライアンス設定
- 名前 → お好みで
- 今回はその他特に変更せず、デフォルトで
- インポート
起動
割りと普通に起動して、普通に使用できます。
ただし
- 前述の通り、VMware Tools を消し忘れているとネットワークとかおかしくなります (他の弊害は未確認)
- XP なので「ハードウェアが大幅に変更されました。ライセンス再認証してください」と怒られました。
VMware から仮想マシン移行 (Linux Mint 12)
結論から言って、 何一つ問題が起きませんでした (逆につまらん…)
手順は XP と全く同じです。
- OVF 化
- VirtualBox インポート
- 仮想マシン設定で ネットワーク NAT → ブリッジ に変更
- 起動
本当にこれだけでした。
コピーではなくて移行なので、MAC アドレスの再割当ても行っていないので例の固定化のヤツも問題になりませんでした。
しかも VMware tools 入ったままでもネットワーク正常&何故かゲストウィンドウ操作での解像度変更が可能・自動マウスキャプチャ/リリース可能、という便利な状態。
vmware-uninstall-tools.pl で問題なくアンインストールもできました。
Q:OS のバージョン古くない?
A:いいんです 、移行検証なので。古い方が逆に価値がでるんですきっと。
特に深い意味はありません。たまたま吹っ飛んでない HDD がこれだけだっただけです。
Guest Additions インストール
VMware tools の VritualBox 版みたいなやつです。
インストール方法も、VM版と似たような感じで
- VirtualBox マネージャーから、インストール対象のゲストに CD/DVD ドライブを追加しておく(空)
- ゲストOS起動
- ホスト側:ゲスト画面の 『デバイス』 / 『Guest Additions のCDイメージを挿入』 を押下
- ゲスト側:CD からインストール
5. 今回はGUIから確認したので、コマンドなどは不明orz
所感
かなりざっくりした導入ですが、やはり特に問題となるような所はなかったと思われます。
今後の追加作業・確認としては以下な予定
- ゲスト:Linux (
Ubuntu/RH互換)を移行させる done - 手順のスクリーンショット、いつか貼り付けるかも?(未定)
遺産管理終えたら、Vagrant 試したいですな…