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AWS Organizationsでメンバーアカウントのルートメールアドレスを変更できるようなりました

Last updated at Posted at 2024-06-08

概要

AWS Organizationsで、配下のメンバーアカウントのルートメールアドレスを一元管理できるようになった旨のリリースがありました。

▼寝起きにこのリリースを読んだときの私の反応

Organizationsの管理アカウント側で勝手にメンバーアカウントのルートメールアドレス変えられちゃっていいのか?本当にできちゃうのか気になって、2度寝出来なくなったので試してみてブログ書いてます。
Bedrockネタじゃなくてすまんの

前提条件

  • 管理アカウント側で、信頼できるサービスアクセス「AWS Account Management」有効にする

注意点

  • 管理アカウント側でルートメールアドレスを変更しても、パスワードやMFA構成は以前のまま
    • 新メールアドレスでログインを施行して「パスワードのリセット」でパスワードは変更可能

やってみた

一般のご家庭なら大抵ある個人アカウントOrganizationsで試してみました。

メンバーアカウントを用意

メールアドレス: xxxxxxx+v2@gmail.comを設定したメンバーアカウントを用意しました。

※この段階(信頼できるサービスアクセス「AWS Account Management」が無効)では、メンバーアカウント詳細画面を開いてもメールアドレスの変更はできません。

スクリーンショット_2024-06-08_9_50_48.png

信頼できるサービスアクセス「AWS Account Management」有効化

AWS Organizationsコンソールから「サービス」画面を開いて「AWS Account Management」をクリックします。

スクリーンショット 2024-06-08 9.55.06.png

「AWS Account Management」画面に移動するので「信頼されたアクセスを有効にする」ボタンをクリックします。
スクリーンショット 2024-06-08 9.56.11.png

確認ウィザードが表示されるので「有効化」と入力して「信頼されたアクセスを有効にする」ボタンをクリックします。
スクリーンショット 2024-06-08 9.57.29.png

「AWS Account Management に対する信頼されたアクセスを正常に有効にしました。」と表示されたら有効化完了です。
スクリーンショット 2024-06-08 9.58.30.png

メンバーアカウントのルートメールアドレスを変更

メンバーアカウントの詳細画面に移動すると、先程はなかった「アクション」が表示されていることが確認できます。

「アクション」から「Eメールアドレスを更新」をクリックします。
スクリーンショット_2024-06-08_9_18_42.png

「Eメール」セクションでメールアドレスを入力して「保存」をクリックします。
今回はエイリアスをv2からv3に変更してみました。

スクリーンショット_2024-06-08_9_20_26.png

検証メール受信

変更した新メールアドレス宛てに検証メールが届くので認証コードをコピーする。
※認証コードは24時間で切れます。

スクリーンショット_2024-06-08_9_20_57.png

認証コード入力

認証コードを入力して「確認」ボタンをクリックします。

スクリーンショット_2024-06-08_9_26_13.png

変更確認

画面に「ルートユーザーのEメールアドレスが正常に更新されました」と表示されれば、完了です。

スクリーンショット_2024-06-08_9_29_21.png

簡単にできちゃったなあ。。

つまり、今回の機能追加によって管理アカウント側でメンバーアカウントのメールアドレスと、パスワードのリセットによるパスワード変更まで可能となったということになりますね。

結論

MFA、兎に角MFAを設定しましょう。

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