目標・きっかけ
仮想化の学習にて、そもそも仮想化とクラウドってどう違うの?という疑問があったため、他のメンバーと議論をした
その内容をまとめて、仮想化とクラウドについてより知識を掘り下げる
仮想化とは
複数の物理端末を仮想化ソフトウェアを使用して1台の端末として扱うこと
さらに仮想サーバを構築することで、物理端末のOSに左右されることなく、仮想サーバは複数のOSを構築することができる
例えば、Windows OSの物理端末を仮想化してWindowsサーバーとLinuxサーバーの2つの仮想サーバーを構築することができる。
もちろん物理端末を集約することで運用効率が上がったりメリットはあるものの、物理端末のリスクも集約してしまう。
つまりA~Dで仮想化する、Aで障害が発生するとB〜Dも障害になってしまうため、影響範囲が大きい。
そのため、クラスター構成は必須。
ちなみに現代ではほとんど全ての企業、サービスで導入されているため、インフラエンジニアとしては必須スキルとも言える
ハイパーバイザ
仮想化を行うためのソフトウェア
図で言うとゲストOSが仮想サーバーとなる
ホスト型(ホステッド型)
物理端末にホストOSを導入し、ハイパーバイザをアプリケーションとして扱い、仮想化を行うこと
ホストOSが入っているため、操作性が高い
ベアメタル型
物理端末に直接ハイパーバイザを導入し、仮想化すること
イメージとしては物理端末にホストOSを導入する代わりにハイパーバイザを導入するようなこと
ホスト型とベアメタル型どちらが良いのか?
ホストOSは物理端末にOSを導入するため、導入するOSの分だけ物理端末のリソースが減る
ベアメタル型は直接物理端末に導入するため、リソースはホスト型より多い
例えばVMwareであれば数百MBしかない、Windowsサーバーは10GBほど。
あとは操作性は当然ながらホスト型の方が操作しやすい、UIも全く違う。
そもそも物理端末によっては対応していないこともある。
以前はホスト型の方が処理速度が劣る、と言うこともあったが、今はほとんど変わらない
有名な仮想化ソフトウェア
- virtual BOX
- VMware Workstation player
両方とも基本は無料で使える
VMwareはフル機能を使おうとしたら有料になる
クラウドとは
ITリソースを仮想化してサービスとして提供したり、管理すること
違いとは
クラウドサービスにおいてもほとんどが仮想化という技術が使用されている。
AWSやAzureも仮想化された環境にユーザーが仮想サーバーを構築することができる。
というか、クラウドって要するに物理端末もサービス側が用意してくれて、仮想化ソフトウェアもサービス側が用意してくれて仮想化した状態のものをユーザーが使用できるってこと???????
プライベート・パブリック・ハイブリッドの違いとは?
プライベートクラウド:使う人が限定的
パブリッククラウド:使う人が不特定多数
ハイブリッドクラウド:使う人が限定的な環境と
プライベートクラウドとハイブリッドクラウドの違いは?
そうなると世の中のほとんどがハイブリッドにならないかな????
オンぷれみすとプライベートクラウドの違い
同じ
オンプレミスというのは自社内でデータセンターを管理していることを指す。
プライベートクラウドは自社内で管理しているクラウド環境のこと。
クラウドは仮想化された環境のことで、仮想化された環境を自社内で管理していることになるため、プライベートクラウドとオンプレミスは同義
「オンデマンド性が高い」
ビジネスなどでスピーディにスケーラブルに対応できること
VT
CPUの機能。
無効にしていると64bit版の仮想マシンの構築ができないので、必ず有効になっているかどうかを確認する
BIOSの画面にて設定できる。
仮想マシン(VM)と仮想サーバは違うのか?
結局、同じ。
もちろん導入するゲストOSや運用方法によってはサーバとしての役割を持たないこともある。
ただ、物理>(ホストOS)>ハイパーバイザ>ゲストOSという順番は仮想マシンも仮想サーバも同じ。
まとめ
仮想化とクラウドは別物。
しかし親戚に近い。
クラウドは仮想化を使用して、サービスを提供しており、仮想化はクラウドの手前の物理端末を統合することを指す。
クラウドは仮想化なくして実現はできない、だからややこしくなっている。