VMware vSphere vCenter Server(VMware vCenter Server)
概要
仮想化のデメリットとなる「物理サーバ障害時のリスクを集約」を解決する
vSphereのコアコンポーネント(司令塔のようなサーバ)
ESXiホストの一元管理を行う
要するにクラスター性能を提供してくれる
保護対象は仮想マシン
※仮想マシン内のアプリケーションやファイルが保護対象ではない
・VMware vSphere vCenter Server Appliance 6.7
→VCSA6.7
VMware vSphere vCenter Server種類
・Appliance版(アプライアンス)
・構築が容易
・詳細なハードウェア要件の変更が難しい
・Windows版(※7.0から廃止)
・構築の難易度が高い
・詳細な要件(ハードウェア、システムなど)に対して柔軟に対応可能
VMware vSphere vCenter Serverを構築する(アプライアンス版)
基本は組み込み型(一応、分離型は廃止されたとなっているが、選択はできる)
VCSAデプロイ
→デプロイ
・雛形(テンプレート)から環境(システム)構築する際に使われる
→記載する場合はパッケージ化や専用機器を用意している
vSphere Client
vCenterサーバーを管理するための管理画面、ブラウザ上で管理する
なぜブラウザでアクセスできるのか?
- 構築の際にHTTPとHTTPSのポートを解放している
- つまりHTTPとHTTPSであれば、通信ができるということ
- だからブラウザでIPアドレス(PC名)を入力すればアクセスできる
- 管理画面のUIは元々、構築時にインストールされている
アプライアンス
特定の機能に特化した機器。
そのため、特定の機能だけ必要であれば、構築が簡単。
しかし詳細な設定ができるものはほとんどないため、対応不可能なものが多い。
ESXiとvCenterってどう違うの?
ここで一つ疑問が湧いた。
ESXiとvCenterってどう違うの?
もちろん役割が違うことは十分理解しているが、結局のところ違いって何よ?って感じ。
vCenterだって仮想化みたいなことしてるし、よくわからなくなった。
要はESXiは、物理マシンにインストールするハイパーバイザ(≒OS)であり、vCenterは、ESXiサーバーを管理するためのソフトウェアということ。
つまり関係性としては、仮想化環境を実現しようとした際に「ESXi」がないと実現できませんが「vCenter」がなくてもESXiは動作します。
ただし、vCenterが存在することはESXiの基盤観点での管理が容易になり、具体的な例を挙げると
- ESXiの一元管理(vCenterにESXiを登録して情報を可視化/管理します)
- ESXiの冗長化構成(2機用意し、片方が落ちれば自動で切り替える機能を提供)
- ESXiの移行(vMotionと呼びます)
等がGUIベースのインターフェースで実現できます。
ちなみにESXiをインストールしたサーバの上にWindows仮想マシンを用意してその仮想マシン上にvCenterをインストールすることも可能です。または、アプライアンス型といってOSに同梱されているタイプのvCenterも存在します。
各種イメージ
MS製品と置き換えて考えてみるとこんな感じ
VMware | Microsoft | 補足 |
---|---|---|
vSphere | Office | どちらも中に構成要素を持つパッケージ |
ESXi | Windows | ハードウェアにインストール |
vCenter | Excel | 無いとかなり不便なソフトウェア |
ロックダウンモード
ロックダウン モード
ホストのロックダウン モードを有効にするかどうかを指定します
ロックダウン モードを有効にすると、リモート ユーザーがこのホストに直接ログインできなくなります。ホストにアクセスするには、ローカル コンソールまたは権限のある一元管理アプリケーションを使用する必要があります。
※ローカルコンソール:DCUI
何を行うべきかが不明な場合は、このボックスの選択を解除したままにしてください。後でホスト設定の「セキュリティ プロファイル」を編集することで、ロックダウン モードを設定できます。
- 無効
- 正常
ホストにアクセスするにはローカル コンソールまたは vCenter Server を使用する必要があります。 - 厳密
ホストにアクセスするには vCenter Server を使用する必要があります。ダイレクト コンソール UI サービスは停止されています。
一元管理を行うための設定項目
実際の運用上、vCenterサーバーを経由して設定してしまうと、vCenterサーバのログに残らないから、一元管理の意味がなくなる。
※直接ホストにアクセスしたり、DCUIにアクセスすると、ということ。
コンピューティングリソース
プロセッサ時間や記憶装置などコンピュータのハードウェアの占有量のような具体的なものを指していることが多い
プロセッサ時間とメモリ使用量が代表的な資源である。
そのほか、2次記憶、入出力装置など、情報処理のためのあらゆる機器が資源となる。物理機器に限らず、ファイルやネットワーク接続、メモリ空間なども仮想資源である。
CPU時間
物理メモリと仮想メモリ
ハードディスクドライブの空き領域とアクセス時間
ディスプレイ上の面積
アクティブウィンドウになる権利
ネットワークの帯域幅
環境変数
つまり、これらのリソースを割り当てた範囲ということになる。