単純にアプリ作って、デプロイして終わり、ではなく、実際に転職にあたって企業に提出する。
そして企業に提出するにあたって、企業側は素人のポートフォリオなんざ大して見ない。
もしかしたらURLすら開いてくれない可能性すらある。
何故なら自分は実務未経験で、パッと見た経歴からして、エンジニアという職業に対して良いかもと思わせる要素がひとつもない。
例えば
- 年齢が20代前半で、大学がそこそこ有名大学の理系で、数学を勉強していた
- デザインの専門学校に通っていた
- 社内SEのような役回りをしていた
- AWSなどの資格を持っている
といったバックグラウンドが一目でわかるほどであれば、良いのかもしれない。
しかし自分には年齢(32歳)という大きなビハインドと経歴も営業職→コールセンター運営というぱっと見一つもなく、エンジニアに役立つ資格もない、経歴を見て
「あ〜この人は...う〜ん...」
ってなってる人事担当の顔が容易に想像できる。
となると、どこで勝負するかと言えば、ポートフォリオ。
アピール面
いくつか考えています。
READMEの作り込み
当然ながら、しっかりと書き込む。テーブル関係はもちろん、インフラ構成図、アプリ作成の背景。
アプリの宣伝LP画像の作成
こういうやつですね。
自分の中で他の選考者との差別化をするとしたら「ビジネスとしての経験があること」だと思います。
単なるポートフォリオ、ではなく、世に出すアプリケーションということも前提として作成する。
当然アプリを作れば、宣伝用のLPも作成するので、この辺りも考えていきたいところ。
要件定義書の作成
どういう機能があって、どういうユーザーユースを想定していて、なぜ実装したのか。
アプリケーションの使用動画の作成
上述の通り、もしかしたら採用担当者は自分のポートフォリオのURLすら開いてくれるかどうかって話です。
「Rails/HTML/CSS/Javascriptを使用して作成しました。」
というアプリがあったとしましょう。
こんなの採用担当者は腐るほど見てきてるわけです。
「あ〜ユーザー登録して、投稿して、なんかそれが見れたり、コメントできたりするんでしょ???で、Bootstrapでちょっと見た目整えて...」
っていうことはアプリを見なくても、想像ができちゃうわけです、だって現に素人の自分ですら想像できるんですから。
そんなアプリをわざわざURL開いてみるのか?って話です。
万が一、そうなった時のことを考えて、使用動画を作成しておけば、開かなくても「こんなアプリなんだよ!!!!!」ってことは伝えられますよね。
そこからアプリを実際に開いてくれれば、なお良し。
ポートフォリオサイトの作成
これらのアピールポイントを全てのアプリで実施したとしても、今度は動線をどうするか、という問題です。
GithubのURLを採用担当に送り付けて、それを開いて、ひとつひとつリポジトリを開いてくれる....
そんなことするわけないですよね。
これらの要素を一つのサイトにまとめておけば、そこからアプリのURLもGithubのリポジトリも確認できる、と。
まとめ
少々ネガティブに考えすぎなところもあるかもしれませんが、採用担当の立場になって考えてみると、このような考え方になるのは至極当然な気がします。
よく面接は最初の5分で9割決まると言いますが、逆にその前の書類選考も同じくだと思います。
最初の5分で決まる。
となるとその5分を最大限自分のアピールにつなげるためにも、自分の作り上げたポートフォリオを良いなと思ってもらう5分にしたいと思います。
ただGithubのリポジトリを見て5分終わるよりも、採用担当者に自分のアプリを体験してもらう5分にしたいです。
追記
最近、ちょっと話題になっていた、「実務未経験者のポートフォリオにDocker、AWS、circle CIを組み込む必要があるのか」という問題について、触れてない理由は「実際、わからないから」です。
ぶっちゃけ言うと、Docker、AWS、circle CI使ってポートフォリオ作りました!って言ってもそれが採用担当者に伝わらなければ意味がないとは思います。
上述の通り、職務経歴書、履歴書を見て、採用担当者がポートフォリオをしっかり見てみようという気持ちにさせなければ、ポートフォリオは見てもらえません。
仮に上記のようなアピールポイントを行わず、GithubのURLだけ送りつけた場合、わざわざリポジトリを開いてREADMEまで読むだろうか...というのは疑問に感じます。
となると、Docker、AWS、circle CI使用しました!ってのも伝わらないですよね。
伝わらなければ、0点です。
特に自分の場合は、経歴がイケてないので、Githubなんて見てもらえることなんてないだろう、と踏んでます。
それよりかは採用担当者がより簡単に自分のアプリを体験できる動線と方法を考えて、まずは採用担当者に自分のアプリを体験してもらう、それで実際Github見てもらってDocker使ってますってのがわかれば
「へー、Dockerも使ったことあるんだー」
とプラスポイントになると思うんです。
なので、自分は技術云々はもちろん必要な部分は取り入れますが、まずは自分が作ってきたポートフォリオを確実に採用担当者が体験すると言うことを最優先に考えていきたいと思っています。