はじめに
普段は主にネットワーク技術支援やインフラ構築のプロジェクトに携わっており、2か月前までAWSの経験なし。最近自社のウェブサービスをAWS上に展開することとなり、何故かいきなり構成検討~設計を主幹で担当することになった。
そのついでにSAAを取得したので、本試験の感想と勉強方法を書いておく。
本試験の感想
受験日 :2019/8/3
受験費用:16,200円
受験時間:130分
問題数 :65問
スコア :804/1000
結果 :合格
40分程余らせて試験を終えた。文量は1問あたり平均2~3行。日本語への翻訳が微妙な問題もあったが、ちゃんと準備した上で試験に臨めば大体意味は分かる。
選択肢の中から最適な設計を選択させられる問題の割合が多かった。ベンダー試験でありがちな細かいパラメータ(例えばOSコマンドの引数とかオプションとか)を問われるような、いわば暗記勝負の問題が少ないという点は個人的に良かった。
勉強方法
めんどくさがりなのでオーバーワークしないことが最優先事項。とは言え今後も実務でAWSを使っていく手前、興味が湧くトピックは余計に調べたりもした。なお、タイトルにもある「20時間」というのは机上の勉強時間の合計時間。並行して実務で触っているので、そういう環境にいない方にとってこの時間は参考にならないかもしれない。
ざっくりした勉強の流れは以下の通り。
(1)黒本を読む(4時間)
⇒内容の70%を理解する、くらいの気持ちでとにかくさっさと読む。4時間くらいで1周した。「4時間で読むこと」よりも「70%理解すること」が大事。
(2)定番のWEB問題集を半周する(15時間)
⇒有料だがこのWEB問題集を解くのが最も効率的なアウトプット学習の方法だと思う。ただしこのWEB問題集はチート問題集ではないということを理解して活用すること。問題がそのまま本試験に出るとかはなく(類似問題はある)、あくまで効率的な学習を目的としている。問題を解きながら理解が浅いと感じたトピックについては公式の資料と動画等で確認しながら進める。
ちなみに自分はWEB問題集を半周したくらいで「もういいかな」という感覚になったが、これは経験値によって変わるはずなので鵜呑みにしないこと。インフラ設計の経験や知識が少ない方ならば繰り返し問いたりして、本質的な理解を深める工夫が必要になると思う。
(3)公式模擬試験を受験(30分)
⇒とりあえず8割取れていたので勝手に安心して本試験の申込みをした。ただ多くの方が仰る通り、模擬試験は本試験に比べてかなり簡単なのでここでギリギリだった場合はもう少し勉強した方がいいかもしれない。
次の目標
せっかくなのでSAP取得。その前に秋の情報処理でネスペ。