環境
Windows GNU emacs 29あたりです。
「今更電卓って!」と思うなかれ
普段ソフトウェア開発をしている関係で、
2進数、10進数、16進数変換
をそこそこ良く行います。
そんなちょっとした計算をするために、Windowsの電卓を起動するのは面倒ですよね。
また、引き出しに眠っている電卓取り出すのはプライドが許さない、のです。
emacsの電卓のいいとこ
普段の作業母艦であるemacsの電卓で良いものがないかなーと探してみたら、emacs標準のもの(calculator)が好みに合っていて気に入りました。
気に入ったこと
1. ショートカットキーで進数切り替えが一瞬でできる
16進数(Shift+H)
10進数(Shift+D)
2進数(Shift+B)
例) 16進数で、B7 入力。
そこで Shift+Bキーで2進数 1011'0111 がすぐ表示される。
それって、キーボードホームポジションから手を離すことなく計算できる
2. 計算結果をソースコードに反映させるの簡単(emacsでソース書いてるから)
3. 編集中の内容を邪魔しないようにemacs内に小さく表示される
ちょっとした表示の改善
emacs電卓気に入ったものの、小さく表示されすぎてemacsのタブモードのタブ表示で数字や式の表示が見切れてしまうのが残念でした。
電卓起動したあと、手作業でウインドウサイズを調整してから計算って、面倒です。
init.elに以下のhook(*1)を追加するだけで電卓初期表示サイズが解決できたのであげておきます。
;; calculator をタブモードで開くのでウインドウサイズ垂直方向に2つ大きくする
(add-hook 'calculator-mode-hook
'(lambda ()
(enlarge-window 2)))
emacs標準電卓を小窓で表示して、16進数 F * 24 計算してるところ。
追記) MacOS GNU emacs 28,29ではこの設定なしに見切れず表示されました。環境依存ぽいです。
*1) emacs lisp hook については、 https://tomoya.hatenadiary.org/entry/20100112/1263298132 あたりの記事が詳しくお世話になっています。
本日はマニアックな話題にお付き合いありがとうございます。