まだインストールが済んでいない場合はこちらをご覧ください。
pacmanを直す
たまにPGPのところでエラーが起きて何もインストールできなくなることがあるので一応書いておきます。
$ pacman-key --init
$ pacman-key --populate
yay(AURヘルパー)をインストール
Arch LinuxにはAUR(Arch User Repository)というものがあって、公式にはないアプリもここから大体入手できます。
yayに必要なパッケージをインストール
$ sudo pacman -S git binutils fakeroot make gcc base-devel
yayをインストール
$ git clone https://aur.archlinux.org/yay.git
$ cd yay
$ makepkg -si
使い方:
$ yay -S example # パッケージのインストール
$ yay -Ss example # パッケージを検索
$ yay -R example # 削除
$ yay -Syu # 更新
大体pacman
と同じような構文です。
任意のDEかWMをインストール
DE(デスクトップ環境)
DEは、Windowsのようにブラウザ、エクスプローラー、設定、ターミナル、テキストエディターなど、デスクトップの他に色々ついてくるやつです。
最初から全部ついてくるのでインストールの時間はかかりますが、何も設定しなくてもすぐ使えるところが利点です。
デスクトップ画面を超かっこよくしたかったりタイル型WMに憧れがない場合は素直にDEを入れましょう。
有名なもの:
ここではKDE Plasmaをインストールします
$ sudo pacman -S plasma
WM(ウィンドウマネージャー)
WMは、ただウィンドウを表示するだけのもので、Windowsで言うところのエクスプローラーすらついてきません。
一見不便に思うかもれませんが、DEよりWMの方がいろいろ設定をいじれるので最終的に自分の好きなデスクトップが完成します。
unixpornを見たらもうデスクトップの改造から逃れられません
ちなみに、もちろんDEにもWMは入っていて、XfceなどはWMだけを別で使えたりします。
WMは主に3種類あって、
スタック型
Windowsのように、ウィンドウを自由に動かして、重ねたりできるWM
(フロート型とも言われる)
有名なもの:
あまりスタック型WMは詳しくないので有名じゃないものを紹介してたらごめんなさい
タイル型
ウィンドウを自動的に分割してくれるので、ウィンドウ同士重なることがなくて見やすく、マウスを使わずとも操作が可能なWM(tmuxのウィンドウ版みたいな)
有名なもの:
動的ウィンドウマネージャ
スタック型とタイル型を切り替えられるWM
有名なもの:
があります。
もっと大量のWMを知りたい方はこちら:
Hyprlandとその他諸々をインストール(ざっくり説明)
あくまで例としてなので、インストールするものは自由に変えていいです。
あとArchWikiも見てください
- WM:Hyprland
- ターミナル:foot
- ファイルマネージャー:thunar
- バー:waybar
- 通知:mako
- ランチャー:wofi
まずはHyprlandの公式のインストール方法に従いましょう。
$ sudo pacman -S hyprland
その後、使うものを全部インストールしましょう
$ sudo pacman -S foot thunar waybar mako wofi
次にデフォルトのターミナルとファイルマネージャーを変えます。35行辺りです。
お好きなエディターでどうぞ
$ vim ~/.config/hypr/hyprland.conf
...
- $terminal = kitty
- $fileManager = dolphin
+ $terminal = foot
+ $fileManager = thunar
...
ちょうどその下にあるところでwaybar
を自動起動させます。
...
exec-once = waybar
...
これで設定は完了です。
- Windows + Q:ターミナルを起動
- Windows + C:フォーカスされてるアプリを終了
- Windows + M:Hyprlandを終了
- Windows + R:wofi(アプリケーションランチャー)を起動
もっと詳しいショートカットは~/.config/hypr/hyprland.conf
の228行辺りに載ってます。
ディスプレイマネージャーをインストール
ディスプレイマネージャー(DM)とはログイン画面のことです。直接コマンドでWMやDEを起動できるならないほうが起動が早かったりするので好みで入れてください。
有名なものは、
などがあります。
ここではsddm
をインストールします。
$ sudo pacman -S sddm
$ sudo systemctl enable sddm
できればやっておきたいこと
- sshの設定
- polkitの設定
- gvfs / gvfs-mtpの設定 (thunar用に)
- NetworkManagerの遅延起動 (システムの起動を早くするため)