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Cognos Analyticsで視覚化からのドリルスルーを実施する

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はじめに

Cognos Analyticsの視覚化からもドリルスルーができるようになっているので、その設定方法を紹介します。
本記事では11.1 の視覚化での設定方法とドリルスルーの実行を紹介していますが、11.0 の視覚化でも同様に、ドリルスルーを設定することが可能です。

視覚化のドリルスルーを設定する

視覚化にドリルスルーを設定する際は、「視覚化データ・セット」のプロパティから「ドリルスルー設定」を実施します。
※「視覚化データ・セット」のプロパティを選択する際は、赤点線枠のあたりをクリックすると選択できます。
または、「先祖を選択」から選択することが可能です。
image.png

ドリルスルーの設定自体は今までのドリルスルー設定と同じように実施できます。
image.png

視覚化からドリルスルーする

ドリルスルーを設定した視覚化からのドリルスルーは2か所から遷移することが可能です。
① 視覚化をダブルクリックする
② 閲覧アイコンからリンクする

① 視覚化をダブルクリックする

従来のグラフと同様、視覚化のプロットをダブルクリックすることでドリルスルー遷移が可能です。
データアイテムの値を引き渡す設定になっていれば、ドリルスルーパラメータとして引き渡すことが可能です。
image.png

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② 閲覧アイコンからリンクする

ターゲットレポートで「完全な双方向性で実行」が有効な場合、レポート実行に表示される閲覧アイコンからドリルスルーすることが可能です。
事前に視覚化をクリックし引き渡すデータアイテムの値を選択しておいたり、フィルターを追加してデータを絞っておく必要があります。

image.png

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従来のグラフとの相違点

「完全な双方向性での実行」が有効なレポートで実行できる

むしろ、視覚化11.1を使用している場合は、完全な双方向性での実行を有効にしておく必要があります。
無効にすると視覚化11.1が表示されなくなるので注意です。
また逆に、完全な双方向性での実行が有効の場合は、従来のグラフをクリックしてのドリルスルーは動作しなくなります。
この場合は、閲覧アイコンからのドリルスルーを実施する必要があります。

ドリルスルーを設定できる箇所が1箇所のみ

従来のグラフでは、「グラフ全体」、「軸ラベル」、「凡例」の3箇所でドリルスルーを設定することが可能でした。
視覚化11.1では、先に紹介した「視覚化データ・セット」の1箇所のみになります。

(従来のグラフでドリルスルー設定が行える箇所)
image.png

ドリルスルーで使用するデータアイテムは視覚化に配置する必要がある

従来のグラフでは、グラフ上に登場しない項目でも、「プロパティ」項目で設定することで、ドリルスルー設定で使用することが可能でした。
視覚化11.1のドリルスルーでは、「横棒」「長さ」「色」に配置している項目のみをドリルスルー設定で使用することができます。
視覚化11.1のプロパティには、「プロパティ」項目が存在しないので、必要な項目はすべて視覚化上に配置するする必要があります。

image.png

プロパティで設定をしていると、グラフ上に配置していなくても、ドリルスルーで使用可能。

image.png

視覚化には、「プロパティ」がないので、必要な項目は視覚化上に配置する必要がある

image.png

以上で視覚化からのドリルスルーの設定方法と遷移方法の紹介になります。

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