What
Python の仮想環境とコマンドについてのメモ。
参考になる立派な記事はたくさんあるので、あくまで自分の環境での内容を忘れないようにメモしておく。
他の方の参考になるのであれば嬉しい。
環境
- Mac OS Mojave 10.14.6
仮想環境あれこれ
pyenv
複数バージョンの Python を共存させることができる。
例えば、Python 3.8.3 と Python 3.7.2 をPCにインストールし、
デフォルト(global)は Python 3.7.2 だが、特定ディレクトリのみ Python 3.8.3 にする。といったこともできる。
virtualenv
同一バージョンの Python で、複数の環境を構築することができる。
例えば、
環境Aには、Python 3.7.2 + TensorFlow
環境Bには、Python 3.7.2 + Keras
といった環境を個別に作れる。
venv
Python に標準搭載された仮想環境のプログラム。
virtualenv の方がコマンド操作などわかりやすい気がする。
(個人としては venv ではなく virtualenv を使うこととする。)
conda
Anaconca に含まれる仮想環境プログラム
(学習不足で多くを語れません。機会を改めて...)
環境構築メモ
pyenv の導入方法
- Homebrew をインストールしたあとに、pyenv をインストールする方法がある
- 以下のProgate のチュートリアルサイトが便利
- Pythonの開発環境を用意しよう!(Mac) | プログラミングの入門なら基礎から学べるProgate[プロゲート]
- git clone してインストールする方法もある
pyenv コマンド一覧
## インストールできる Python バージョンの確認
pyenv install --list
## 特定バージョンの Python のインストール
pyenv install 3.7.2
## インストールされた Python バージョンの確認
pyenv versions
# * system (set by /Users/username/.pyenv/version)
# 3.7.2
# 3.8.3
## インストールされた Python の実体は、~/.pyenv/versions/ ディレクトリの下に保存される
cd ~/.pyenv/versions
ls
# 3.7.2 3.8.3
## PC全体で使う、デフォルトの Python のバージョンを指定
pyenv global 3.7.2
## pyenv versions コマンド か python -V コマンドでバージョンの確認が取れる
pyenv versions
# system
# * 3.7.2 (set by /Users/username/.pyenv/version)
# 3.8.3
## 特定ディレクトリのみ Python のバージョンを変える方法 (localにする)
cd ./sample
pyenv local 3.8.3
## pyenv verions コマンド か python -V コマンドでバージョンの確認が取れる
python -V
# Python 3.8.3
## 仮想環境の削除
pyenv uninstall 3.7.2
virtualenv の導入方法
- pip install するのが一般的 注:pyenvからインストールする方法もある(後述)
## virtualenv のインストール方法
pip install virtualenv
## 仮想環境の作成と利用 (作成先はどこでも可)
virtualenv ~/.virtualenvs/first-env
source ~/.virtualenvs/first-env/bin/activate
## 仮想環境の無効化
deactivate
## 仮想環境の削除
rm -rf ~/.virtualenvs/first-env
- 【注意】
- pyenv で新しいバージョンの Python 環境を作成した際は、virtualenv もインストールをし直さなければならない。
virtualenv 補足
- 以下のサイトでは、pyenv からvirtualenvをインストールしている。便利そう。
- ただし、Homebrew を用いて pyenv をインストールした筆者の環境では、
pyenv virtualenv 3.7.2 project_x
というコマンドは出来なかった。(pyenv: no such command `virtualenv')
- 原因等が分かったら追記します。