Excel 新関数といえば
はい、LET()
ですね。でも、実際動いているもののうちではやはり XLOOKUP()
だろう。出てからだいぶ経つけれど。これまで数多の人々が VLOOKUP()
ガー、 INDEX(MATCH())
ガーと言ってきた (そして HLOOKUP()
と LOOKUP()
は無視されてきた) が、マイクロソフトが XLOOKUP()
を出したことで最終回答となったのではないか。
ところがこの XLOOKUP()
は現状では Office 365 専用となっていて、買い切りライセンスでは使えない。一部のバージョンでしか使えないのでは仕方ないから、相変わらず INDEX(MATCH())
を使い続けている人もいるだろう。新しいバージョンの Excel を使っているのに、なんということだ。
XLOOKUP() in Zoho Sheet
貧乏で Excel を買えない人の味方といえば WPS (Kingsoft) Office と相場が決まっているが、ここではあえて Zoho Sheet を使う。 Zoho Sheet では最近、 XLOOKUP()
が使えるようになった。
Zoho Sheet はスペック美人というか、こういった機能は積極的に取り込んできたサービスである。比較的小規模なデータを放り込むには悪くない。ウェブアプリで大規模な表引きをすることがあるかどうかは若干疑問だが、目立つ機能を優先的に実装するのは Zoho の行動パターンではある。
なお、Zoho Sheet では Deluge を利用した関数定義が可能である。しかし Deluge はデータベース操作やメッセージ送信に特化したような作りになっていて器用ではない。Zoho Sheet では VBA も利用できることになっていて、 FUNCTION
.. END FUNCTION
も機能する。しかし、なぜかワークシート関数としては使えないようだ。 Workbook_Open()
などを設定することしか想定していないのかもしれない。残念。