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アニメーション付きのボタンを実装するためのテクニック

Last updated at Posted at 2017-05-26

林です。

個人的な話ですが10日ほど入院していまして、
入院というのは、人生で初めて経験しましたが、死ぬほど暇なんですね。

暇な時間を使って、dribbbleにありそうなアニメーション付きのボタンを実装してみました。
無事インターネットのある世界に戻ってきたので、公開します。

LoadingButtoonTop.gif

ベースはUIControl

基本的なところから。
自前のボタンを実装する時はUIButtonではなく、UIControlを継承します。
UIButtonではないですよ。UIControlです。

自前のUIコンポーネントを実装する時に、機能豊富なクラスを継承すると、不要な機能を殺すために苦労する羽目になりがちです。
必要最小限のクラスを使うのが結局のところ近道になります。

押下時の表示変更はisHighlightedをトリガーに

GestureRecognizerとか、setAction:とか使わない
毎回、isSelectedをトリガーにしようとして、「変わらない...」となりますが、正しくはisHighlightedです

この辺り、手を抜くとアプリのクオリティが低く見えるので、面倒でもやったほうが良い。

LoadingButtoonTap.gif

ローディング的なアニメーションにはCAReplicatorLayer

一つのCALayerを元にLayerを量産してくれるCAReplicatorLayer

replicatorLayer.instanceCount = 3

だと
Indicator3.gif

こうで

replicatorLayer.instanceCount = 10

だと
Indicator10.gif

こういうことです。

元のLayer追加したアニメーションは、同時に、あるいは指定の時間分ずれてすべての要素に追加されます

同時

replicatorLayer.instanceDelay = 0

Indicator10sync.gif

タイミングをずらす

replicatorLayer.instanceDelay = 0.1

Indicator10async.gif

便利ですね。

表示、非表示の時にも少しアニメーションを入れる

ローディングが始まる時

// アニメーション前
circleLayer.transform = CATransform3DMakeTranslation(0, 6, 0)
circleLayer.opacity = 0.5
// アニメーション
circleLayer.transform = CATransform3DIdentity
circleLayer.opacity = 0.5

loadingButtonStart.gif

終わる時

loadingButtonStop.gif

[画像]
ドットを表示のタイミングで縦に数ピクセルずらしていますが、それだけでそれっぽくなります。
CAReplicatorLayerを使っているので、各ドットの表示がずれるのもずるいですね。

1度に2つのプロパティを変化させる

経験則ですが、1度に2つのプロパティを変化させるとずるい感じになるんですよね。

ドットはopacityとbounds
Prop1.gif

タップした時にはtransform(scale)とbackgroundColor
LoadingButtoonTap.gif

背景はboundsとbackgroundColor
ドットの表示アニメーションはopacityとtransform(translation)
loadingButtonStart.gif

ライブラリとしては未完成ですが、公開しているので遊んでみてください :)

LoadingButtoonTop.gif

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