はじめに
プレゼン資料やスライドを作っていると、フォント選びに悩んだり、
レイアウトがイマイチになったという経験はないでしょうか?
そこで今回は書体選びからレイアウトまで重要そうなことをまとめてみました。
フォントの基本
日本語の文字は、大きく 明朝体とゴシック体、英語の文字はセリフ体と
サンセリフ体に分けることができます。
これから使っていきたいテクニックまとめ
1.1 企画書やレポートには明朝体
企画書やレポートなどの場合、比較的長い文章を書くことが多いのではないかと思います。
こういった長い文章を書く場合には明朝体が有効です。
また、欧文の場合も同じで文字数が多いとサンセリフ体よりもセリフ体が適しています。
おすすめは游明朝です。
1.2 スライドやポスターにはゴシック体
スライドやポスターは、伝えたい内容を短い言葉で説明するものです。
そのため、インパクトがある書体を選びましょう。
このような資料では、読みやすいゴシック体やサンセリフ体を用いるのがいいと思います。
おすすめはヒラギノ角ゴです。
1.3 和文に欧文フォントを使わない
英文に、日本語の書体を使うのは避けましょう。
その逆もまた然りです。
僕はこれで先輩デザイナーに何回も怒られました。
また、和文と欧文を組み合わせる時のポイントとして
・雰囲気が似ているフォントを選ぶ
・大きさが似ているフォントを選ぶ
・太さが似ているフォントを選ぶ
という3つが挙げられるかと思います。
1.4 文字の大きさや太さにメリハリをつける
文字の大きさや太さに強弱がないと、資料が単調になってしまいます。
まず受け手に伝えたい情報とその優先度をしっかりと意識しましょう。
そのために有効なのは、タイトルや小見出しを太く、大きくすることです。
基準としては、普通に読む文章は18~32pt、強調したい文字にはそれ以上、
重要性の低い文章には18pt以下の小さな文字を使いましょう。
全て同じ大きさ・太さで書かれているため、何が本当に伝えたい情報なのか分かりづらいですね。
文字にメリハリがついていて読みやすいですね。
文章に強弱をつけるために太めのゴシック体を使用している点も注目です。
1.5 行間を調整する
初期設定では行間が狭いことがほとんどであるため、行間を調整することはとても大切になります。
読みやすさを意識しながら行間を調整していきましょう。
・行間がないパターン
行間がないので少し読みづらいかと思います。
スピード感を持って読み進められますね。
行間が広すぎて読みづらいです。
1.6 しっかりとカーニングをおこなう
文字間のスペースを調整して読みやすさを改善する作業のことをカーニングと言います。
カーニングをしているのとしていないでは読みやすさにかなりの差が生まれてしまうので絶対におこないましょう。
1.7 改行を意識してみる
スライドなど文章が短い場合、改行に気を配ることで可読性を高められます。
ここではすぐに使える改行についてのポイントをいくつかご紹介します。
・単語を分離しない
単語の途中で改行を入れるのはやめましょう。
改行するなら単語と単語の間や、読点などの位置がベストです。
文を書き換えたり、改行で調整してください。
・文末のちょっとしたはみ出しを避ける
最後の行は句点を含めても3文字はあるようにしましょう。
まとめ
ちょっとしたことかもしれませんが、気を配ってみると、資料の見やすさが向上するはずです。
ぜひ様々な場面で応用してみてください。
最後にこれをきっかけとしてデザイン自体の奥深さが伝われば何よりです。