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Surface Book 2 を Windows10 と Ubuntu のデュアルブートにする

Last updated at Posted at 2018-03-26

最近出ているノートPCの中でも,Linuxを動かすハードルが最も高い部類のPCである Surface Book 2 で Windows 10 と Ubuntu のデュアルブート構成にしていく手順です.

Ubuntu用の空き領域を確保する

購入してきた状態だと,当然ながらディスク領域が割り当てられた状態になっているので,これを縮小していきます.

Cドライブのパーティションが縮小対象です.他にもEFIパーティションやリカバリ用パーティションがありますが,これらには触らないように.

  1. Windowsのバックアップを取る
  2. BitLocker によるCドライブの暗号化を無効化する(これをやらないとほとんどパーティションを縮小できないのでおそらく必須
  3. Windowsの「ディスクの管理」か,EaseUS partition master などのソフトを使ってパーティションを縮小する
  4. BitLocker を再度有効化する(必要に応じて)
  5. BitLockerの回復キーをバックアップする(これをやらないとセキュアブート設定を変更した後にWindowsを起動できなくなります

Ubuntu をインストールする

  • 事前準備するもの
    • Ubuntuが起動可能なUSBメモリ
    • (USBキーボード)

今回は Ubuntu 17.10.1 amd64 Desktop をインストールしました.

Surface Book 2 はパッチの当たっていないカーネルだとキーボードが認識されないとの情報がありましたが,Ubuntu 17.10 のインストーラではキーボードとタッチパッド両方使えました.

インストールにあたり,セキュアブートは無効化します(セキュアブートを有効にしたままでもインストールできるような情報もありましたが,手元の環境ではうまくいかなかったため).下記のステップは,セキュアブートを無効化することによるリスクを理解した上で行ってください.

  1. マシンの電源を切った状態から,音量+ボタンを押し続けながら電源ボタンを押して電源を入れる
  2. Surface UEFIの画面で,「Security」→ 「Secure Boot」で「none」を選択
  3. Surface UEFIの画面で,「Boot configuration」でUSBの起動順序を一番上にしておく
  4. USBメモリを挿して,Surface UEFIを「Exit」で抜けて再起動
  5. Ubuntuのインストーラをポチポチ進めていく.ポイントとなるところだけメモ
    • 「Ubuntuのインストール準備」で「グラフィクス(略)サードバーティーソフトウェアをインストールする」をチェックする
    • 「UbuntuをWindows Boot Managerとは別にインストール」を選択(grub2がインストールされます)

これで,PCを起動するとブートローダとしてgrub2がつかわれるようになります.
Windowsを起動する場合には,grub2のメニューから「Windows Boot Manager」を選択すればよいです.BitLockerを有効にしている場合には,最初にgrub2経由で起動したときには回復キーの入力が求められるので,予めバックアップしておいたものから入力しましょう.

参考資料

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