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はじめに

我々ポーラオルビスホールディングスでは2023年より内製開発に挑戦しております:muscle:
今回は、内製開発チームのデビュー作のプロダクトについてご紹介させていただきます:beginner::seedling:

練習とは

開発チーム発足時、本当に自分たちの手で開発できるのか・・・:fearful:という不安もありました:droplet:
そこで、事業に必要なプロダクト開発を行う前に開発体制の検証としてPoC開発を行いました。

目的は下記の通りです:writing_hand_tone1:
:one:PoC開発を通じて、システム開発を遂行できる体制が構築できているか検証する
:two:PoC開発においてうまく機能しなかった点は今後の開発に向けての改善策を策定する

PoC評価基準

目的:one:の開発体制構築ができているかを評価するため、評価軸を設定しました:white_check_mark:
評価軸は結構細かく設定したので詳細は割愛しますが、概要は下記の通りです:grinning:

:triangular_flag_on_post:各自の役割を果たすことができるか
 我々のアジャイルスクラムチームにおけるPO、SM、エンジニア、ブリッジの役割定義を行い、定義された通りの行動を取れたかを評価します。

:triangular_flag_on_post:策定した開発ルールを理解し遂行できるか
 スクラムイベントの実施や開発を行うためのルールを策定し、ルールを守ることができたかを評価します。

:triangular_flag_on_post:開発に必要な環境が整えられているか
 開発に使用する環境や各個人のアカウント、コミュニケーションを取るためのツール等、開発に必要なものを洗い出し、使用可能になっているかを評価します。

PoC案件の選定基準

PoC開発は「プロダクト開発に挑戦して経験を積みたいけどできるか不安がある」状態での開発なので、案件は下記を基準に選定しました:star2:
:round_pushpin:フロントエンド、バックエンドの構築が必要
:round_pushpin:業務上必要とされているがシステムトラブルがあっても業務影響が少ない
:round_pushpin:複雑な要件はない

他チームの方にも呼び掛けて対象となりそうな案件を募集して選定した結果、勤怠管理ができるWEBアプリを構築することになりました:confetti_ball::sparkles:

開発したプロダクト

弊社はコロナ禍を経て在宅と出社のハイブリッドワークを行っております。
各々が業務状況や家庭事情により勤務場所を選択しているため、出社しているのか、在宅勤務なのか、またはお休みをしているのかをチームに共有するために、エクセルファイルに勤務場所を記載してSlackでその内容を連絡するという運用を行っていました:sweat_drops:
エクセルの記入がしにくく運用も煩雑だったため、登録したら自動でSlackにも通知される機能がほしいと思い勤怠管理システムを構築しました:bulb:
このシステム利用者の想定は、我々が所属するグループデジタルソリューションセンター(GDSC)の中でも一部のメンバーです:two_men_holding_hands:

勤怠管理システムとして当初構築した機能は下記の通りです:hammer_pick:
・自分の勤務場所を登録する
・自分の勤怠情報を確認する
・他メンバーの勤怠情報を確認する
・登録された勤怠情報をSlackで通知する

これらの機能をMVPとして構築し、無事に運用を開始することができました:smile::sunny:
実際に開発した勤怠管理システムの画面の一部をお見せします:eyes:
image.png

元々はGDSCの一部のメンバーのみで利用するために構築したプロダクトでしたが、その後、GDSC全体に展開することになり、様々な機能アップデートも加えております:thumbsup_tone1::arrow_heading_up:
この勤怠管理システムは現在も絶賛稼働中ですので、価値のあるプロダクトを構築できた!と思っております:raised_hands_tone1:

PoC評価

PoC開発実施前に設定していた評価軸について評価を行いました!
評価の結果として上がった課題と改善策について一部だけご紹介します:point_up:

:white_check_mark:1週間スプリントで実施していたが、期間が短く1スプリントで価値創出することが難しかったため2週間スプリントで実施する
:white_check_mark:自分からタスクを取りに行くスクラムスタイルの動きができず遂行されないタスクが発生してしまったため、スプリントプランニングの際に役割を明確に決定する
(本来のスクラムの姿とは異なりますが、アジャイルスクラム未経験のメンバーが多くいきなり理想の動き方を実現するのは難しかったので一旦は役割分担を決める形にしました)

上記のようにPoC開発において発生した課題に対しては改善策を検討し、次のプロダクトの開発に活かしています:runner_tone1:

さいごに

PoC開発に関してはあくまで体制の検証の立ち位置だったのでさらっと述べるつもりだったのですが、デビュー作ということもあり思い入れが強いため、ついつい長くなってしまいました:fire:
PoC開発の後に開発した、練習ではないプロダクトについてはまた次回投稿いたします:bow_tone1:

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