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Publii 使ってみた

Last updated at Posted at 2025-07-06

はじめに

Publii(ぱぶりぃ?)というアプリがあることを知りました。ローカルPCで記事を書いて、静的なHTMLサイトとして出力し、サーバーにアップロードするタイプのCMSみたいです。というわけで、試しに使ってみました。

Publii の特徴は、おそらくこんな感じ

  • ローカルで作って、サーバーにアップする、昔ながらのホームページビルダー+FFFTP的な方式
  • Web1.0的ともいえるが、WordPressだとMySQLが必要だったりセキュリティ考慮点がたくさんあったり狙われやすかったりするので設置、管理、運用それなりにいろいろ考えないといけないことやちゃんとしないといけないことがあるのに比較すると、比較的覚えないといけないことや理解しておかなければならないことは少なくてシンプル(だからといって何も考える必要がないわけではない)
  • 静的サイトなので高速。でもできることは限られる
  • わざわざWordPressでやる必要がないくらい小規模だったりシンプルだったりするようなケースには、向いているかも?
  • アプリのUIとしては、英語
  • 基本的に作業者は一人。複数人で運用しようと思ったら、単純なやり方としては、Dropboxで同期しつつお互いに声がけしながら作業する、みたいな感じになりそう。イマドキの感覚からするとイケてない感あるものの、そういうのでも特に問題ない、というケースもあるようにも思います。ちなみにバックアップ機能あります。あと、サイトデータ単純にサイト毎にフォルダができるので、それをまるごと取っておけば別PCで作業継続などもできそう。PC壊れたらバックアップから復旧できそうだし、サーバーのディレクトリもバックアップ的存在となりそう(ただし管理情報は失われるので、元通りにPubliiで管理はできない)
  • テーマやプラグイン、そのマーケットプレイスも(一応)あるみたい
  • WordPressの記事データのインポート機能も(一応)あるみたい

Publiiの開発体制、ライセンス

  • Publiiはポーランド生まれみたいです。比較的少人数で開発されているようです
  • Electronベースで構築されているみたいです
  • ライセンス:GPL v3
  • GitHubリポジトリ:https://github.com/GetPublii/Publii

今回用意した環境

  • 使用OS:Windows 11
  • Publiiバージョン:v0.46.5 (build 17089)
  • サーバー:さくらのレンタルサーバ

手順概要

  1. Publiiのインストール
  2. サイトの新規作成(名前決める程度)
  3. 記事を作成
  4. サーバー設定の入力(SFTP)
  5. アップロード&公開

1. Publiiをインストール

公式サイト(https://getpublii.com/)からアプリをダウンロードしてインストールします。Windows/Mac/Linuxに対応しています。

2. サイトを新規作成

Publiiを起動し、サイト名、投稿者名等を入力。次に、好きなテーマ(無料または有料)を選びます。

image.png

3. 記事を書く

管理画面左側の「Posts」から新規記事を作成。3種類のエディタから好きなのを選択して作成できるようです。

image.png

マークダウンエディタだはこんな感じ

image.png

4. サーバー設定

左メニュー「Server」→「SFTP」設定で、以下の情報を入力します:

  • Website URL:(今回はシンプルに Use relative URLs をオンにしました)
  • Server: 初期ドメイン名.sakura.ne.jp
  • Username: 初期ドメイン名
  • Remote path: /home/初期ドメイン名/www/publii (このディレクトリは作っておく必要あり)

image.png

「Test connection」ボタンで、テストできます。

5. サイトをアップロード

サーバー設定をした後、「Sync your website」ボタンを押すと、ローカルで作った記事など必要なファイルが一括でアップロードされます。

感想

シンプルで思っていたよりすぐできました。WordPressに比べてできることは限定されますが、静的サイトで十分な用途の場合、かつ作業者が一人なら、選択肢の一つになるのではないかと思いました。

参考リンク

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