あらすじ
wordの図番号とフィールドのseqとの関係を説明
概要
要するに、フィールドの{seq 図}というのが図番号であるということで、これの相互参照をつけると、自動的にブックマークをそこに設定して、{ref _Ref123456}みたいになっているということである。
フィールドでの実現による問題点
なんかの順番を付けていってその参照をつけるというケースを考える。
単に{seq a1}
とかとやって、このシーケンス番号に相互参照を付ける場合、いちいち、その点にブックマックを設定してやって(仮にA12というブックマーク名とする)、
{ref A12}
とかで実現するのが、フィールドで実現する場合である。
この問題は、途中で{seq a1}の数が増減すると、ブックマークの名称が意味がなくなり、修正しなければならないということである。
図表の挿入で実現する場合
これを解決するのが「参考資料」の「図表番号の挿入」である。
ここでは「ブックマーク」という概念を隠蔽してくれる。
図表番号の挿入
通常、図表番号を挿入すると
というような画面がでてくる。問題はこれが
{seq 図}
というフィールドで実現していることを知らないことである。
あまり、気にしていなかったが、このダイヤログの「ラベル名」というのはラベル名をクリックすれば「図」「表」以外にも「a1」「順番」とかなんでもいいのである。そしてそれが
{seq 順番}
というような形で挿入され、一覧を見ることができる。
相互参照の挿入
通常は相互参照は「図」「表」だけだと思っていたのだが、上のように「ラベル」を設定することで、任意の{seq xx}フィールドを参照できるようになっている。
そして、相互参照を作る場合に、ユーザは意識しないが、word内部で参照するポイントに_Refxxxxxxというようなブックマークを追加して
{ref _Refxxxxx}という相互参照を作成する。
こういう方法であれば、seqを途中で削除して順番を変更しても、参照している番号との一貫性が保てるということである。