アクションゲームツクールMV(アクツクMV)には、基本エラーというものがありません。アクツク君は、基本すべてOKで、よくわからなかったらスルーします。どうしてもスルー出来ない場合は、キレて落ちます。アクツク君とはそういう人……、ではなくてツールなのです。
よくわからなかったらスルーされるだけなので、作っている人間が間違っていても気がつかないという問題があります。なんだかうまくいかないけど、無反応なので、どこが間違っているのか調べるのが難しいわけです。
幸い、アクツク君の心の中(アクツクMVのゲームの内部)を覗くツールが用意されています。
「デバッグモード」です。
それでは「デバッグモード」の説明をしていきましょう。
まず編集メニューから「ゲームをプレイ」を選択するか、「F5」を押すか、画面の右上の三角をおして、ゲームを実行します(1)。
実行したら、「F1」を押します(F1とはファンクションキーのことです;念為)。
すると、ゲーム画面の上部にメニューが表示されます(2)。
(VanSurvBombは私の作ってるゲーム名です;念為;)
デバッグモードは画面が狭いと見にくいので、ウィンドウを大きくしてください。
「デバッグ機能」と「デバッグ」の二つが主に使うメニューです。
「デバッグ機能」の「壁判定を表示」「攻撃判定を表示」をチェックしてみます。
各オブジェクトの壁判定が緑の四角で、攻撃判定が赤い四角で表示されました。
(たとえば下の画像では爆発で攻撃判定が大きくなることが確認できました)
今度は「実行ログコンソール表示」をチェックしてみます。
「実行ログコンソール」は、どのオブジェクトがどういうアクションを実行したのかを表示しています。
またスクリプトを書いたときにJavaScriptのエラーを表示してくれます。
「デバッグ」のメニューでは、「オブジェクト情報」が一番使う頻度が高いでしょう。
今表示されているシーンにあるオブジェクトの情報を表示してくれます。
さらに各オブジェクトの詳細をクリックすると、スイッチや変数の値を確認できます。
メニューすべてを解説することは私にはできませんので、皆さんでいろいろ試してみてください。
デバッグモードは、アクションプログラムが思った通り動いているか、目で見て確認できるツールです。
これでアクツク君にスルーされても大丈夫ですね。
ではまた。
追記:デバッグモードは画面が小さいと見にくいので、「オブジェクト設定」から、サイズを拡大しておくと、毎回拡大表示をしなくてもよいので楽です。
「プロジェクト設定」は右上の歯車をクリックするか(1)、設定メニューを開くとあります。
表示設定からx2とかx3とかで大きくしておくのがおすすめです(2)。