この記事は クラウドワークス Advent Calendar 2023 シリーズ1の13日目の記事です。
クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」(以下 crowdworks.jp )にてエンジニアをしておりますhattorishotaです。
2023年4月に新卒で入社しまして、現在は技術的負債解消チームにて crowdworks.jp のフロントエンドにおける負債解消を主に行なっております。
入社して早いことに8ヶ月が経過しました。あっという間の8ヶ月でしたが、この中で感じたことや学んだことなどを書いていければと思います。
入社して感じたこと
4月に入社するまでは内定者インターンとして業務に入っていましたが、正式に社員として入社するまで見えてこない景色もありました。
技術力の高い人がたくさん
普段の開発業務の中で不明点が出た際には先輩方に気兼ねなく質問させていただいていますが、みなさんすぐに親切に答えてくださります。また一つの解決策だけではなく、いろいろな視点から解決策などを提案してくださるのでそれが自分の知識にもなりますし本当にありがたいです。
解決策を一つ出せるのも大事ですが、いくつかの解決策のパターンを出せることもより大事だと思うので、視野を広げて技術力を高めていきたいと思いました。
それ以外にも、先輩方が作られたPRなどを見ることでどういった意図で実装されたのか後から見返して参考にすることもできますし、自分も将来を見据えてわかりやすいPRを作成するための手引きにさせていただいてます。
労働環境がとてもよい
弊社はフルリモートフルフレックス制度が採用されており、パフォーマンスを最も発揮できる状態で仕事をすることができます。自分の仕事がしやすい時間帯で仕事ができるのはもちろんのこと、家庭の事情などで勤務時間をずらしたいといった要望も叶えることができます。
そのため、朝早くに起きて満員電車に乗る必要がなかったり、通院などで混雑する時間を避けることができるという非常にありがたい制度だと思ってます。
また弊社には書籍購入制度(業務関連および自己啓発にかかる書籍購入をサポートし、従業員のスキルアップを促す制度)が存在します。この制度を利用して購入した書籍はオフィスに置いておかなければならない、などといった制約もないため完全に自分の持ち物にできます。おかげで気になった書籍をいつでも購入することができますし、いつでも見返すことができます。
技術書は1冊あたり3~4000円以上するものがほとんどなので、スキル向上のための書籍を会社に負担していただけるのは新卒の自分にとっても嬉しい制度だと感じました。
意外と他社のエンジニアの方と交流する機会がある
エンジニアといえば基本社内でコミュニケーションが完結するため、社外の人との関わりはほとんどないものだと思っていました。しかし、エンジニアの勉強会が日々どこかで行われていることを知り、今年はRubyKaigiやVue Fes Japan、その他勉強会に参加することで様々な会社のエンジニアの方と交流することができました。
まだ社内の開発についてよく理解していかなければいけない段階ではありますが、他社の開発状況などを知ることで自社に活かせることもあると思うので、今後も積極的に交流していきたいと思っています。
この1年で学んだこと
技術について学んだのは当然のことですが、学び方や普段の開発のスタイルで変化がありました。
一次情報を見ることの大切さ
これまで自分は、一次情報が重要であることをわかっていながらも疎かにしていて、エラー名やライブラリなどで検索をかけて出てきたブログ記事などを参考にすることがほとんどでした。しかしそういった記事では説明が物足りなかったり解決策しか書かれておらずで根本的な解決にならないこともありました。
一次情報は「表現が難しい」「読みにくい」と感じたりして避けることがあったのですが、しっかり読むと意外とすんなり読めるということを知り、かつ正しく問題が解決できたこともあり、本質の情報を読むことの重要性を改めて感じました。
モブプロのありがたみ
モブプロとは、複数人でコミュニケーションを取りながら開発を行うことを指します。1:1であればペアプロと呼んだりするそうです。
入社するまでは基本的に誰かとプログラミングをするといった経験がありませんでした。そのため、他の人が同じ実装をするときにどのような思考を辿ってコードを書いていくのか知る機会がなかったのです。
入社して初めて先輩社員にモブプロを行なっていただいたのですが、みなさんの開発をする上での考え方を直接聞くことができてとても勉強になりました。はじめは話を理解するのに精一杯ではあったのですが、徐々に内容も理解できて成長を実感しました。
これからやっていきたいこと
8ヶ月前入社したときに一番感じたのは、「想像以上にレガシーなものが多いんだ」ということでした。Railsのテンプレートエンジンであるerbを使用して表示しているものがまだまだ多かったり、jQueryで実装している箇所がまだ残ってしまっていたりと、サービスの規模が大きいだけにやることがたくさんある印象を今も持っています。
技術的負債をゼロにするということは難しいかもしれませんが、今後の開発における負担の軽減、開発速度の向上を目指すべく、今後の自分たち、また入社されてくる人のためにも少しでも技術的負債の解消ができればと思います。
またサービスの開発者として、ユーザーに対する施策も考えていきたいと思っています。ユーザーにより長く使っていただけるサービスを作るために、技術だけでなく事業への理解も深めて事業成長への一端を担っていきたいです。
おわりに
新卒で入社してこれまでに感じたことや学んだことなどをまとめました。入社後すぐから実際に開発メンバーの一員として受け入れていただいてきましたが、各ツールの使い方や初歩的な開発の知識など一から先輩社員が丁寧に教えてくださったおかげで、今も少しずつできることが増えてきていると感じています。
後輩社員が入ってくる時期も徐々に近づいています。自分も学んできたことを伝えられるよう引き続き頑張っていきます!