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マネジメント系

Last updated at Posted at 2022-09-29

プロジェクトマネジメント

プロジェクト

プロジェクト: 目的のために作られた組織
(構成)
  ▷ プロジェクトマネージャー: プロジェクトの責任者
  ▷ プロジェクトメンバ: 構成員
  ▷ ステークホルダー: 利害関係者(従業員・株主・顧客・得意先・地域社会)

PMBOK(Project Management Body of Knowledge)

プロジェクトマネジメントの知識を体系的にまとめたもの
(10個の知識エリア)
統合マネジメント・スコープマネジメント・スケジュールマネジメント・コストマネジメント・品質マネジメント・資源マネジメント・コミュニケーションマネジメント・リスクマネジメント・調達マネジメント・ステークホルダーマネジメント

PDCAサイクル

プロジェクト:「立ち上げ」〜「集結」=PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Action)で継続的に改善

統合マネジメント

他の知識エリアを統合的に管理
(活動例)

  • 構成管理: 成果物のバージョン管理(常に最新)
  • プロジェクト憲章の作成: プロジェクトを認可するために必要な文書

スコープマネジメント

プロジェクトの作業範囲・作業内容を定義する

WBS(Work Breakdown Structure)=作業・分解・構造

作業を階層的に分解した図にする → 作業範囲を明確にする
スコープマネジメント_WBS.jpg

スケジュールマネジメント

プロジェクトのスケジュール管理

ガントチャート

作業内容を棒状にした図
ガントチャート.jpg
※ アローダイアグラム(作業順序を矢印で表した図)も含まれる
※ マイルストーン(中間到達点):工程の節目に設定 → 作業管理がし易くなる 
※ トレンドチャート:マイルストーンの予定↔︎実績 = 進捗・コストを把握
トレンドチャート.jpg

コストマネジメント

予算の管理
→いくつかの見積もり方法

ファンクションポイント法

機能ごと(画面数・帳票数・ファイル数)に難易度をポイント化して見積もる
(その他の見積もり法)

見積もり法 内容
類似見積法 類似したシステムを元に見積もる
プログラムステップ法(LOC法) プログラムのステップ(行)数で見積もる
COCOMO法 プログラムのステップ数+開発者のスキル+難易度=見積もる
標準タスク法 成果物・作業単位で見積もる

* COCOMOで見積もる → 「生産性データ」の収集が不可欠

開発工数(開発の時間)

開発コストを見積もるときに使う (単位: 人月
例)「10人月」 の作業
「10人でやれば1ヶ月、5人でやれば2ヶ月、1人でやれば10ヶ月」かかる作業のこと

* 工数 → 進捗管理 + 品質管理 の基準になる

TCO(Total Cost of Ownership)

システム導入〜運用までの総コスト

  • イニシャルコスト: システム導入時の初期コスト  例) プリンタの購入
  • ランニングコスト: システム導入後の運用・保守・維持コスト  例) 紙代・インク代・電気代

その他の知識エリア

知識エリア 内容
品質マネジメント 成果物の品質管理
資源マネジメント 人的・物的資源管理
コミュニケーションマネジメント 適切なコミュニケーションを選択
リスクマネジメント リスク管理
調達マネジメント 外部資源の調達管理
ステークホルダーマネジメント 利害関係者の管理

* フィージビリティスタディ: 新しいプロジェクト → 実現可能性を評価

工程管理

アローダイアグラム(Arrow Diagram)

作業の順序を矢印で示した図
アローダイゴグラム.jpg

最早開始日

前作業が終了 → 最も早く後作業を開始できる時点
→ 最早開始日 = 前作業の最早開始日 + 作業日数 
* 複数の前作業が合流する場合(3,5,6): 最も遅い作業に合わせる
* FS関係(Finish-to-Start): 前の作業が終了 → 後の作業が開始する関係

最遅開始日

遅くとも完了しないといけない時点
→ 最遅開始日 = 後作業の最遅開始日 ー 作業日数
* 複数の後作業が合流する場合(4,2,1): 最も早い作業に合わせる
ダイゴグラム_最早_最遅_開始日.jpg

* クリティカルパス(危険な経路):それ以上遅れてはいけない。
→ 上記のクリティカルパス=①→②→④→⑤→⑥ (最早開始日=最遅開始日の結合点を結んだ経路

スケジュールの調整

  • クラッキング: 予定が遅れる→人・金ふやす
  • ファストトラッキング:工程が終了する前に、次の工程へ進む 

ITサービスマネジメント

利用者 → ITサービスを快適に利用できるように管理すること
・ ITIL(Information Technolgy Infrastructure Library): ITサービスマネジメントに関するベストプラクティス(最も効果的な実践方法)作成
→ ITサービスマネジメントのデファクトスタンダード

サービスサポート

 ITILの中で、「日々の作業をまとめたもの」
→ 1機能・5業務プロセスで構成

サービスデスク

ITサービス利用者 ↔︎ 事業者 窓口 

<問い合わせ内容>

  • インシデント:利用者にITサービスを提供できなくなる現象
  • サービス要求:「パスワード再発行して・使用方法教えて」
    • 要求実現:サービス要求に応えること

→ インシデント管理+サービス要求 = インシデント管理及びサービス要求管理

<利用者からインシデント報告>

  1. 記録をとる
  2. 解決方法わかる場合
    1. 利用者に伝える (インシデントクローズ)
  3. 解決方法が分からない場合
    1. 問題管理スタッフに解決を委ねる(エスカレーション

→ サービスデスクを「どこに置くか」

種類 窓口
中央サービスデスク 一箇所に集中
ローカルサービスデスク 利用者の近くに置く
バーチャルサービスデスク 分散 → 仮想的に一箇所集中

インシデント管理

インシデント(障害)が発生 → 復旧を優先するプロセス

問題管理

  • エスカレーションされたインシデントの原因発見 → 解決策を提供
  • 解決済みインシデント → 記録&今後に役立てる

変更管理

インシデントの解決策:ITサービスの変更が必要になった時
→ ITサービスの変更 → 承認 or 却下

リリース管理

承認された変更 → 適切なタイミングにリリース(実装)

構成管理

構成管理データベース(CMDB:Configuration Management Database)使用 → IT資産を管理
ITサービス_手順.jpg

サービスデリバリ

ITILの中で、「ITサービスの計画・改善を図る」

サービスレベル管理

利用者が求めるサービスレベルになってるか評価

  • サービスレベルアグリーメントSLA:Service Level Agreement): 利用者と事業者のサービスレベルに関する合意書
  • サービスレベルマネージメントSLM:Service Level Management): ITサービスの管理

可用性管理

利用者が使いたいときに使えるように、管理する

キャパシティ管理

ITサービスで使う、システムの容量・能力を管理する

ファシリティマネジメント(facility:設備)

IT設備の管理
例) 

  • サージ保護デバイス: 落雷 → 過電圧を防ぐ
  • UPS: 電源の瞬断・停電対策 → システムを終了させるために電源供給する装置

システム監査

客観的に情報システムを監査する。システムのリスクに適切に対処してるかチェック
<2種類>

  • 内部監査:企業内の監査部門が行う
  • 外部監査:第三者機関に依頼する

* システム監査基準:(経済産業省)システム監査人の行動ルール

システム監査の手順

システム監査.jpg

  1. システム監査計画の作成
  2. システム監査の実施: 監査計画に基づいて3ステップで実施
    1. 予備調査: アンケート → 現状把握
    2. 本調査: 監査証拠を入手(システム監査を裏付ける記録)
    3. 評価・結論: 監査証拠 → 監査調書をまとめる
  3. システム監査の報告: 監査報告書を作成 → 監査依頼者に報告
  4. フォローアップ: 監査依頼者(改善命令) → 監査対象 ← (改善状況モニタリング)システム監査人

内部統制

企業自ら、経営者の責任で体制を構築・運用する仕組み
▷ そのために、役割分担・権限を明確にすること(職務分掌
▷ 経営層の不正を防ぐため、株主・監査役が企業を監視すること(コーポレートガバナンス

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