タイトルで紹介したOSSはこちらです。
こちらのドキュメントにも使い方は書いてありますが、日本語で記事にすることも少しは貢献になるかなと思い。
実際に自分が叩いた具体的なコマンドも交えて、記事を書いてみます。
何はともあれクローンしましょう
まずはクローンしてください。clone場所はよしなに。
git clone git@github.com:sharplab/epub-translator.git
DeepLのAPI Keyを取得しましょう
無料のアカウントでも、1月500,000文字までは利用可能です。
ここのURLから API Keyは確認できます。
API Keyをコードにセット
config/application.yml
に DeepLのAPI Keyを設定します。
application.ymlのサンプルファイルがあるのでコピーして書き換えましょう。
cp config/application.yml.sample config/application.yml
上記でコピーを完了したら、API Keyやエンドポイントを書き換えます。
ePubTranslator:
deepL:
apiEndpoint: https://api-free.deepl.com # DeepL無料アカウントの場合は、エンドポイントが、api-free.deepl.comです。
apiKey: "**********" # DeepLから取得したAPI Keyをここに書く
language:
source: en # 変換前の言語
destination: ja # 変換後の言語
お好みで、languageの部分も書き換えたら、英語->日本語以外の変換も可能です。
Buildコマンドを実行
クローンしたリポジトリのフォルダで以下コマンドを実行します。
./gradlew quarkusBuild -D quarkus.package.type=uber-jar
実行すると、以下のような出力がされます。
これでbuildフォルダが出来上がります。
buildフォルダには、翻訳するために実行するjarファイルが存在します。
翻訳コマンドを実行
java -jar build/epub-translator-runner.jar --src [翻訳したいepubフィアルのパス]
buildフォルダに epub-translator-runner.jar
ファイルが存在すると思います。
そのパスを指定し、翻訳したいepubファイルのパスを指定すると、epubが翻訳されます。
例えば自分の場合は、以下のようなコマンドを実行しました。
java -jar build/epub-translator-runner.jar --src ~/production_ready_graphql_complete_package/production_ready_graphql_v1.2.epub
このコマンドを実行したら、 ~/production_ready_graphql_complete_package/
フォルダに production_ready_graphql_v1.2.ja.epub
というepubが生成されていました。
終わり
手順は全く難しくないと思いますので、洋書を英語で読めない~などの場合には使うと便利かもですね~。