こんにちは
記事をチラ見していただきありがとうございます。5分お時間をください。
職場で感じていることがあります。なぜ仕事は属人化してしまうのか?について私見を述べます。エンジニアの記事かと言われると違う気もするのですが、現役エンジニアである私としては無視できない問題だと感じています。私見とはいえ、賛否の意見をいただければ幸いです。
仕事は与えられるもの
ほとんどの人はサラリーマンで、中小企業に勤めています。もちろん大企業も同様ですが、自分で事業を起こしていない人たちのことです。新卒で入社後、手厚い研修を受け、先輩や上司から仕事を与えられながら働き始めます。そして自らが先輩や上司になったとき、自分がされてきたことを繰り返し、"仕事"をちぎっては部下に与えます。まるで親鳥が雛を育てるように。
仕事を守りたい
次第に自分の居場所ができたことに安心し、力が抜けていきます。一方で仕事はほとんどの場合ルーチンワークで慣れてくるため、意図せずとも"自動的に"効率化されていきます。このぬるま湯状態にどっぷり浸かると元には戻りたくなくなります。こうなると人に仕事(=居場所)を取られたくなくなり、守りに入ります。仕事自体の効率は一見良さそうで、周りからも悪い評価はしづらくなります。単純に知らない業務について第三者が評価しづらいことや、人間関係も絡むためです。
仕事の目的を失う
本来、"仕事"とはある目的を達成するための手段にすぎません。多くの場合、その目的とは利益を追求することです。ところが、多くのケースで"仕事"をすること自体が目的になり、本来の目的を忘れていることが見受けられます。
DX化、RPAは敵
昨今、処理の自動化やAIの進化により、ルーチンワークを駆逐する恐れ(笑)があるフレームワークが増えてきました。こういったDX化に関わると、業務の複雑さやそれまで積み上げてきた中途半端な自動化処理が垣間見えます。中途半端だとけなすつもりはなく、やろうとしているだけでも十分に良いことです。Very Goodです。
問題なのは、このRPAと付き合っている人たちが本来の業務に無頓着であることです。根底には"仕事"そのものを所有しているかどうかに意識が集中しているため、その仕事が生み出す効果や業務そのものの目的には関心がないことがあるのだと思います。そんな彼らにはDX化もRPAも仕事を奪う可能性のある邪魔者でしかありません。
仕事はなぜ属人化してしまうのか?
さてここでいったん本題に戻ります。上記の通りDX化やRPAをはじめとした業務改善/見直しはなるべくしたくないことです。ネガティブなこの発想をこのように言語化している人はあまりいないと思いますので確証を得るのが難しいですが、根底にはこの意識が意識的か無意識的にあるのだと考えています。
"仕事"をなるべく複雑化して例外をたくさん取り入れ自分だけが評価される、自分しかできない"仕事"の牙城を築きたくなるわけです。
どうすればいいの?
私が教えてほしいくらいですがもやもやした概念から言語化がやや難しい程度には固まってきました。ここに至るまで様々な書籍や記事を読んだり、採用人事に関する情報を入手したりと、エンジニアとは程遠いことをしてました。(趣味で)
- 責任を明確にする
- 業務を標準化する
- 隠さず公開する
- 兎も角スキルアップ
業務の目的そのものに責任を持たせる、所謂ロールを与えることです。
極論言ってしまえばルーチンは手段なのであればラッキー程度に思っておき、責任を重視することです。
「言うは易く行うは難し」ですが、少し難しい仕事も誰もが行えるようにすることが本来その業務をする人の責務です。
やましいことがあるから公開できないのです。公開するところで仕事しましょう。こっそりやっているそれは本当に仕事ですか?黒塗りの領収書と同じですよ。
自覚している人はもう自覚しているので改めて私が言うことではないですが、スキルは高ければ高いに越したことはありません。スキルが高い人のほうが自由度の高い仕事を選べるに決まってます。ばばを引きたくなければ努力しましょう。
最後に
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。独断と偏見が多分にあるかと思いますが日本はこの悲しき土壌がしっかり育まれてしまったのではないでしょうか?私のそして皆さんの周りが良くなりますように。