はじめに
本記事では、Kubernetes 1.15 の CHANGELOG から SIG Cloud Provider の取り組みについてまとめています。
AWS、Azure、GCPなどにも関連する内容がありますが、筆者が利用しているOpenStackまわりについてのみまとめます。
その他の変更 (Other notable changes)
Cloud Provider
- GCE固有のフラグ
cloud-provider-gce-lb-src-cidrs
をexternal cloud providerでオプションになりました。(#76627, @timoreimann) - cloud-controller-managerがノードを複数回初期化する不具合を修正しました。 (#75405, @tghartland)
OpenStack
今まではin-cluster configのみであったが、この変更によりkubeletがpod以外で起動してもOpenStack cloud providerを有効にできるようになるとのことです。
指定したSecretリソースのclouds.conf
から設定ファイルを参照する機能です。これにより、OpenStackのパスワードを平文で扱う必要がなくなったので、よりセキュアにOpenStackの接続情報を扱えるようになりました。OpenStack周りのパスワード管理については懸念があったので、この機能を利用することで改善できそうです😎