Vagrant上のLubuntuでVSCode+Docker環境を作りたい~Vagrant Box化編~

対象としている人

VisualStadio CodeのRemote-Containerを使いたいけど、Windows10 Homeな人。
（どんだけニッチなんだよ）

経緯

Remote-Containerを使おうと思ったらDockerToolboxは対応していなかったし、
かといって、ProにしてもVirtualBoxが使えなくなるらしいので、じゃあ、もう開発用の環境作ろうかなと。

前提

• VirtualBoxが入っている
• Vagrantが入っている
• OSがWindows10である

前回までの記事

• Lubuntu構築編

---

Vagrant Box化

Lubuntuに限らず、開発環境はポコポコと量産できるのが良いなと思うのでVagrantで簡単に作れるようにします。
CentOSなどサーバはやったことあるけど、Desktopは初めてなのでメモも兼ねて。

VirtualBox Guest Addition

1. デバイス>Guest Additions CDイメージの挿入...を選択
   

2. 開いたらツールから「端末で開く」を選択
   

3. 以下のコマンドを実行
   ※タブ補完が効かない（拡張子が.runだから？）のでlsコマンドで確認してからコピペするのが吉

$ sudo sh ./VBoxLinuxAdditions.run

1. 正常に終わったら一応再起動して、イメージのスナップショットを撮る

困った：インストール後画面が黒くなった件

マウスカーソルだけはLubuntuっぽくなるものの、画面が真っ黒に。
慌てず、表示>仮想スクリーン1を選択し、一番小さいサイズを選択してみると表示される（かも）
でも、解像度が圧倒的に低いので、表示されてからいい感じのを選択すると良いと思う。

不要なソフトを削除する

正直ゲームとかOfficeソフトとか要らんので削除する。

Terminalを使って

いらなそうなパッケージを検索する手順

1. sudo dpkg -lでパッケージ一覧を出す
2. /xxxxxでパッケージ名を検索

実際やったこと

$ sudo apt-get purge \
 libreoffice-* \
 2048-qt \
 bluez bluedevil bluez-* \
 skanlite \
 vlc \
 quassel quassel-data \
 gstreamer* \
 fonts-lohit*
$ sudo apt autoremove

GUIで選びながら

1. システムツール>Discoverを選択
   

2. Installedをクリックするとインストール済のものが出てくるので鬼のように消す

結果

$ df -h
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
udev            960M     0  960M   0% /dev
tmpfs           200M  992K  199M   1% /run
/dev/sda1       9.8G  4.2G  5.1G  46% /
tmpfs           996M  6.5M  990M   1% /dev/shm
tmpfs           5.0M  4.0K  5.0M   1% /run/lock
tmpfs           996M     0  996M   0% /sys/fs/cgroup
tmpfs           200M  8.0K  200M   1% /run/user/1000

数GBは削除でき。。たかな。

Box化

公式の手順を参考に
Creating a Base Box
[VirtualBox Base Boxes] (https://www.vagrantup.com/docs/virtualbox/boxes.html)

あと先人の知恵を拝借し
Vagrant box 作成手順(CentOS 7.4)

SSHインストールと設定

sshdインストール

sshdインストール

$ sudo apt-get install -y ssh
$ sudo systemctl start ssh
$ sudo systemctl enable ssh

SSH鍵設定

SSH鍵設定

$ sudo apt-get install -y curl
$ mkdir -p /home/vagrant/.ssh
$ chmod 700 /home/vagrant/.ssh
$ curl -k -L -o authorized_keys https://raw.githubusercontent.com/hashicorp/vagrant/master/keys/vagrant.pub
$ chmod 600 authorized_keys 
$ chown -R vagrant:sudo /home/vagrant/.ssh/

sshの設定を変更

sudo vi /etc/ssh/ssh_config

ssh_config

# 以下を追加
UseDNS no

sshリスタート

sudo systemctl restart sshd

SUDO設定

visudo立ち上げ

$ sudo -s
# visudo

viじゃなくてnanoで立ち上がるので注意。。。

visudo

# 以下を追加
vagrant ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL

パッケージの最新化

# apt-get update
# apt-get upgrade
# apt-get clean

boxサイズを小さくするおまじない

0埋めファイルを作成して、削除するとboxサイズが小さくなるらしい。

$ dd if=/dev/zero of=/EMPTY bs=1M
$ rm -f /EMPTY

ここまで終わったらシャットダウン

$ shutdown -h now

いよいよBox化

Boxの作成と追加

powershellで(別にコマンドプロンプトでもOK)

> mkdir lubuntu
> cd lubuntu

#  --base：作成対象の仮想マシン名(VirualBoxのリストに書いてあるやつ)、
# --output：出力 box ファイル名
> vagrant package --base lubuntu --output lubuntu-19.04-x86_64.box

# boxを追加
> vagrant box add --name lubuntu-19.04-x86_64 .\lubuntu-19.04-x86_64.box

確認してみる

Vagrantfileが作成されるので、別のディレクトリを作成するといいかも

確認

> vagrant box list
lubuntu-19.04-x86_64 (virtualbox, 0)

# Vagrantfileを作成
> vagrant init lubuntu-19.04-x86_64

# 起動
> vagrant up

# sshで入る
> vagrant ssh

確認できたら削除

> vagrant destroy