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IT、クラウド知識に疎い私が約2週間でAZ-900に受かるまでの流れ

Last updated at Posted at 2022-08-02

先日、AZ-900を受験し合格しました。得点842/合格点700
せっかく初めてIT系の資格を取ったので記事を書いてみようと思います。
合格体験記などありふれていると思いますが、最後まで読んでいただける幸いです。

受験の理由、流れ

ある日研修を終え、1か月程度先輩の補助を行っていた私にこのようなお話がありました。

「今度からAzureを使っているチームに入ってもらうので、一番簡単なAzureの試験を受けてみてくれない?」

私は以前からクラウドに興味があったため、このお話を受けたときは嬉しかったのですが、その後の話では

「来月入ってもらうから、(12日後)そこまでにとれると良いね」

との事でした。まあ無理して確実に取れと言われたわけではありませんが、いくらなんでも早過ぎだろうと思いつつ、興味もあったしええか、と思い資格への勉強を始めました。

私の能力について

試験の内容に移る前に私の当時のレベルについてお話しします。
・文系出身
・ITの知識は特段多くなく、研修で学んだことをおぼえている程度
・ネットワークの知識もなく、ポート解放?そんなんあるんか(ハナホジ)程度
・クラウドの知識も、なんかIaaS、PaaS、SaaSってのがあるんやろ?程度

知識量的にはこの程度でした。ただゲームが好きで、マイクラのマルチ鯖を立てたことがあり、仮想マシンやAWSのEC2を使ったことがあったので、(いま思えば中途半端な知識でセキュリティ的に恐ろしいことをしている)ぼんやりとその辺りの知識はありました。

ぼんやりと書いてあるように、実際Qiitaを参考にしたりして、仕組みを理解しないまま使っていたので、正直何をしているのかはわかっていませんでした。

以上のようなレベルでしたので、本当にまっさらな状態とは違いますが、詳しいことはまるでわからない状態でした。

試験の概要

私のレベルについて述べたところで、AZ-900についての説明をしたいと思います。

正式名称をAZ-900:Microsoft Azure Fundamentalsといい、AzureというMicrosoftが運営しているクラウドシステムの認定試験となります。

試験 AZ-900: Microsoft Azure の基礎

難易度としては最も低く、初心者が最初に受ける試験となります。

とはいえ全く対策をしないまま受けると多分落ちます。私も2週間勉強しましたが、本番全くわからない問題もありました。

取得することで仕事上有利になることがあるかと言われると難しいですが、クラウドに興味があるという意思表示にはもってこいなのではないでしょうか。

受験料はそれなりにします。13750円(税込)でした。(高い)

なので、対策はしっかりと行うことをお勧めします。

対策について

ということで、私がAZ-900を受験するにあたって行った対策を書きます。

まず、以下の本を二周程度しました。

合格対策 Microsoft認定 AZ-900:Microsoft Azure Fundamentalsテキスト&問題集

こちらの本を先輩に勧められ、二周しました。あまりITの知識に詳しくない私でも、わかりやすく書かれていたように思えます。参考問題も難しすぎず、かといって優しすぎもしない、重要なポイントを押さえた問題だったように思います。

お値段は約2500円程度でした。まあまあの値段です。

その後、模擬問題を解きました。

【2022年版】AZ-900 Microsoft Azure Fundermentals模擬問題集(7回分430問)

こちらはUdemyで購入できる問題集なのですが、非常にクオリティが高く、本番全く同じ問題も出てきました。実際かなりお世話になり、これがなければ合格はできなかっただろうなと思った程です。

本を一周した後、少しずつ解き始めました。2周ほどしましたが、1周目はギリギリ七割、2周目は九割程度取れるようになっていました。

お値段は約2600円でした。これもそこそこですね。ただこちらはほぼ必須と言えるでしょう。是非買ってください。

よく、Azureの試験の対策にはMicrosoftの公式ドキュメントとLearnを使えばいいよ、と言われる方がいます。

確かに、それらは情報量が多く、公式ということもあり、またサンドボックスと言われる実際のAzureの環境をお試しで使えるといった環境があるので、Azureのイメージがつきやすいのですが、これのみで受かるのは私には無理でした。

なぜかというと、例えば、Azure Service Busというサービスの一番最初の説明文を引用すると、

『Azure Service Bus は、メッセージ キューとパブリッシュとサブスクライブ トピックを (名前空間内に) 備えたフル マネージド エンタープライズ統合メッセージ ブローカーです。』
http://docs.microsoft.ex1.https.443.g0.ipv6.zhuhai.gov.cn/ja-jp/azure/service-bus-messaging/service-bus-messaging-overview
より引用

となっています。わかるでしょうか。正直、すまない、日本語で頼む、って感じになりませんか。

名前で検索するとわかりやすい説明をしてくださっている方もいますが、このような文章が多発すると気が滅入ります。

ということで、あくまで、概要を掴む程度に抑えておいてください。

ただLearnのサンドボックスを使ったハンズオンはやっておくといいかもしれません。単純に楽しいですし。

英語で読めや、って方もいると思うのですが、私は学生時代英語と数学がとても苦手でした。(なぜこの業界にいる)ので、一朝一夕では無理です。

以上が私が行った対策でした。だいたい毎日2時間程度勉強し、土日には知識を確認するといった形ですね。

実際に受けた感想

実際に受けた感想としては、非常に楽しい試験だったと思います。

というのも新しいことを学んでいく感覚が楽しかったですし、学んだことが今後役立っていくことを考えて、ワクワクしたりしました。

Azureの試験ではありますが、クラウドの概要についても問われる試験だったので、他のクラウドにも使える知識がついたのではないかと思います。

またインターネットについても少し触れていたので、そこについてもプラスでした。

試験問題は33問程度で、20分程度で解き終えました。正直早すぎたかなと思います。ただ見直してもわからない問題だったので、すぐ終えてしまいました。

このように受験自体の負担はそれほど重くないので(お金だけ重い)、新人のITエンジニアの方、クラウドに興味のある方、時間を余らせてしょうがない方、どなたにもお勧めできる試験です。

今後の展望

今後はAZ-104を取得する事を目標に勉強していきたいと思います。今回の資格を取得するために、勉強時間を作る習慣がついたため、生かしていきたいですね。

私は、基本情報すら持っていないクソ雑魚エンジニアなので、基本情報と同時並行で勉強をすることになります。取得は結構先になるかもしれませんね。

Qiitaの記事も初めて書くのですが、今後も自分の学びを整理するのに積極的に記事を書いていこうかと思います。目新しいことは書けないかと思いますが。

次はAZ-900を学ぶ上でわからなかった単語などをまとめた記事を書きたいと思います。

以上になりますが、もしこれからAZ-900を取る方で、ITやクラウドの知識に自信がないと感じておられる方がいらっしゃたら、上記の対策を行うことをお勧めします。普通の対策ですが、かなり効果がありました。

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