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moodleの小テストで「ヒント」を設定するとどうなるか確認してみた

Last updated at Posted at 2018-07-27

はじめに

この投稿はオープンソース学習管理システム(LMS)である moodle の検証作業をした覚書として書いています。

確認できた動作の事実のみを記載していますので、記載内容が moodle の仕様であるかどうかは未確認ですので、あらかじめご了承くだださい。

環境

  • moodle 3.5
  • CentOS6.10
  • MySQL5.7
  • PHP7.2

確認したいこと

moodleの小テストで使われる問題で「ヒント」を設定するどうなるか確認をする。

まずは「受験オプション」について知る

moodleの小テストの「受験オプション」には以下のようなものがある。

* アダプティブモード
* アダプティブモード(ペナルティなし)
* 即時フィードバック
* 即時フィードバック(CBM)
* 遅延フィードバック
* 遅延フィードバック(CBM)
* 複数受験インタラクティブ

今回は「ヒント」の挙動を確認したいのでアダプティブモード複数受験インタラクティブについて確認。
他のオプションについては機会があれば紹介していきたい。

どんなものか

アダプティブモード複数受験インタラクティブも、ひとつの問題に対して何回も回答できる機能です。

言い換えると、ひとつの問題で「これかな? こっちかな? そっちだったのかぁ!」的なことができるようになる。

この時、問題ごとに「ペナルティ」を設定することで、間違えた回数によって減点していくということができるようです。

例えば・・
1問10点の問題で、1回目で間違えたら-2点、2回目も間違えたらさらに-2点、3回目で正解したら6点(10点-2点-2点)獲得 といった設定ができるようです。

アダプティブモード複数受験インタラクティブを選択すると下記画像のように回答欄のしたに「チェック」のボタンが現れる。

image

アダプティブモード と 複数受験インタラクティブ の違い

アダプティブモード

アダプティブモードは回数制限なく回答できる。
解答欄に「チェック」のボタンが現れ、選択肢を選んでチェックをクリックすると以下の画像のようなフィードバックが表示される。

image

複数受験インタラクティブ

複数受験インタラクティブは問題に設定されている「ヒント」の数によって回数制限がある。
下の画像の問題には「ヒント」が2つ設定されているので、左上に「残り受験数:3」と表示され最大3回まで回答ができることを示している。
image

一度間違えてみる。
すると、問題に設定されているフィードバックとヒントが表示される。
「再受験」のボタンを押すことで改めて回答できるようになる。

image

使い所は?

moodleの問題作成には手間がかかるし、一度リリースした問題を編集するのは評定にも影響するしWEB画面でちまちまやらないといけないしということで、問題作成の手間を考えれば問題ごとに「総合フィードバック(正解/部分正解/不正解)」を設定しアダプティブモードで運用するのが現実的な気がします。

複数受験インタラクティブで「ヒント」を表示させられれば学習者に対して親切なのかもしれないけど、そこまでに至る手間を考えるとね・・・

深まる謎

問題を作る画面で「プレビュー」ができる。
プレビューをすると、設定を変えながら問題の挙動を確認することができる。
「表示オプション」を調整することで違った表現ができそうです。

image

しかし!この「表示オプション」というのがこのプレビュー画面以外で、どこで設定できるのかがわからない・・・
「表示オプション」の設定はいったいどこにあるんだ??

おわりに

今回「ヒント」がどんな場面で使えるのかが確認できました。
moodle life の参考にしていただけると幸いです。

参考文献

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