testing-library で単体テストを作成している場合の話です。
単体テストで、\u00a0 ( ) が表示されていることを確認したい場合があります。例えば選択肢のラベル。空の選択肢を表示したいのだけど、空文字だと高さが確保されないので、\u00a0 を使用するという場合があります。
テキストのチェックには、testing-library/jest-dom の toHaveTextContent() がよく使われますが、\u00a0 についてはハマります。
expect(node).toHaveTextContent('\u00a0');
と記載しても、チェックされません。toHaveTextContent() は、デフォルトで、テキストに対して text.replace(/\s+/g, ' ').trim() の処理を行います。その上でチェックを行います。
toHaveTextContent() には normalizeWhitespace というオプションがあって、これを false にすることで text.replace(/\s+/g, ' ').trim() の処理を抑制できます。
expect(node).toHaveTextContent('\u00a0', {normalizeWhitespace: false});
残念ながら、これでも \u00a0 はチェックできません。抑制しても text.replace(/\u00a0/g, ' ') の処理が働いてしまうからです。つまりどうやっても \u00a0 は変換されてしまいます。
この処理を理解した上でスペースのチェックで諦めるか
expect(node).toHaveTextContent(' ', {normalizeWhitespace: false});
toHaveTextContent() を使わない
expect(node.textContent).toEqual('\u00a0');
のいずれかになります。