はじめに
半導体のテスターでやっていることを少しだけ書きたいと思います。
概要
簡単に言うと...
半導体チップをテスターで様々なテストを実施!問題なければ出荷!
みたいなイメージです。
TOTOKU様のHPに詳細な概要が掲載されています。
https://www.totoku.co.jp/special-contents/column/tester/
テスターの正常動作確認に関して
製造したチップの動作をテスターで確認します。
確認するためにテストパタンを用意しなければいけません。会社によって呼び方が変わるかもしれませんが、今回はパタンの名前はatp(Automatic Test Program)と呼びます。
atpファイルには名前通り、プログラムが書かれています。
また、期待値もファイルの中に書かれています。
atpを動作させ、期待値をもとにPASS/FAILの判定を行います。
簡単に言うと!
テスターにATPを入れて、テスト、PASS/FAIL判定を行い、出荷 or 廃棄を行います。
ATPをつくるときの注意点
atpはSIMを動作させて作ったり!簡単だったら手で作ったりします。
SIMで動作させてatpを作るときはclkの立ち上がりのタイミング毎に期待値が入っていたりします。
clkの立ち上がり毎に期待値が入っていると、PLLの発振タイミングが少しでもずれたり、チップの個体差で1サイクルずれるだけでFAILになってしまいます。
そういうのを、パタンずれ、と呼びます。
そこで!期待値をmaskする、dont careにする手法があります。
ある一定区間に期待値判定をしないようにすることができる感じですね。
チップの実動作を考慮したパタン、atp作りをしなければいけません!
不具合解析に関して
atpを使って、PASS判定!他の様々なテストを突破したチップでも、不具合があったりします。
そんなチップを解析して、atpを作って、不具合品を出荷しないようにしましょう!品質を上げていきましょう!といった業務もあります。
歩留まり率、良品率を高めていきましょう!
でも...テストを追加していったら、テスト時間が多くなって...出荷数が多ければ多いほど、コストも高くなる、みたいなジレンマもあったりすると想像しています。
まとめ
テスターについて書くつもりだったけど、脱線してるかも...
備忘録のつもりなので、許して!
いろいろ書いてみましたが!実はもっとたくさんやってることあります!