概要
Linuxでは、多くのソフトウェアを使用することができます。
プログラム本体、設定ファイル、ライブラリ、ドキュメントのセットをパッケージと呼んでいます。
RedHat系のパッケージ管理
◇rpmコマンド
個々のパッケージ単位で管理を行うため、依存関係を自動解決されない。
◇yum,dnfコマンド
リポジトリを参照し、依存関係を含めて管理される。
rpmコマンド
| オプション | 説明 |
|---|---|
| -i | インストールする |
| -U | アップグレードする |
| -e | アンインストールする |
| -v | 情報表示を増やす |
| -h | インストール経過を#で示す |
rpm [オプション] パッケージ が記載方法になる。
# パッケージをインストールする
$ rpm -ivh パッケージファイル名
# パッケージを更新する
$ rpm -Uvh パッケージファイル名
# パッケージをアンインストールする
$ rpm -evh パッケージ名
yumコマンド
yum [オプション] コマンド パッケージ が記載方法になる。
| サブコマンド | 説明 |
|---|---|
| list | 利用可能な全rpmを表示 |
| list installed | インストール済のrpm表示 |
| info | 指定したrpmの詳細情報を表示 |
| search | 指定したキーワードでrpmを検索して表示 |
| deplist | 指定したrpmの依存情報を表示 |
| list updates、check-update | 既インストールのrpmで更新可能なものを表示 |
インストール・アンインストール関連
| サブコマンド | 説明 |
|---|---|
| install | 依存関係を解決し、パッケージをインストール |
| update | 更新可能な既インストールのrpmをすべてアップデート |
| upgrade | システム全体のバージョンアップ |
| remove | rpmをアンインストール |
yumの設定
yumの設定情報は、/etc/yu.confファイルに記載する。
ec2-user@ip-172-31-45-214 ~]$ cat /etc/yum.repos.d/amazonlinux.repo
[amazonlinux]
name=Amazon Linux 2023 repository
mirrorlist=https://al2023-repos-$awsregion-de612dc2.s3.dualstack.$awsregion.$awsdomain/core/mirrors/$releasever/$basearch/mirror.list
priority=10
enabled=1
repo_gpgcheck=0
type=rpm
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-amazon-linux-2023
[amazonlinux-source]
name=Amazon Linux 2023 repository - Source packages
mirrorlist=https://al2023-repos-$awsregion-de612dc2.s3.dualstack.$awsregion.$awsdomain/core/mirrors/$releasever/SRPMS/mirror.list
enabled=0
repo_gpgcheck=0
type=rpm
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-amazon-linux-2023
metadata_expire=6h
[amazonlinux-debuginfo]
name=Amazon Linux 2023 repository - Debug
mirrorlist=https://al2023-repos-$awsregion-de612dc2.s3.dualstack.$awsregion.$awsdomain/core/mirrors/$releasever/debuginfo/$basearch/mirror.list
enabled=0
repo_gpgcheck=0
type=rpm
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-amazon-linux-2023
metadata_expire=6h
Ubuntu系のパッケージ管理
◇dpkgコマンド
個々のパッケージ単位で管理を行うため、依存関係を自動解決されない。
◇aptコマンド
リポジトリを参照し、依存関係を含めて管理される。
dpkgコマンド
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| -i | インストールする |
| -r | 設定ファイルを残して、パッケージ削除 |
| -P | 設定も含めて、すべて削除 |
aptコマンド
apt コマンド パッケージ名 が記載方法になる。
検索・表示に関するコマンド
| サブコマンド | 説明 |
|---|---|
| liset | 利用可能な全パッケージ情報を表示 |
| list --installed | インストール済みのパッケージを表示 |
| list --upgradeable | アップデート可能なパッケージを表示 |
| search | 指定したキーワードから該当するパッケージを表示 |
| show | 指定したパッケージについての情報を表示 |
インストール・アンインストール
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| install | インストール |
| update | 索引ファイルとソースの同期する |
| upgrade | 既インストールのパッケージをすべて更新する（削除無し） |
| full-upgrade | 既インストールのパッケージをすべて更新する（必要に応じて削除する） |
| remove | 設定ファイルを残して、パッケージを削除 |
| purge | 設定ファイルも含めて、パッケージを削除 |
### 設定情報
aptの設定情報は、/etc/apt/sourced.listに記載します。