※この記事はServiceNow初心者が学習用のために記載した記事です。内容について誤っている場合がございます。不足点などございましたらコメントいただけますと幸いです。
ServiceNowのUI Actions（sys_ui_action）は、プラットフォーム内でユーザーインターフェース(UI)のアクションを定義するためのテーブルです。
このテーブルは、ボタン、リンク、コンテキストメニュー項目など、ユーザーが操作できるインターフェース要素を管理します。
sys_ui_actionの使用目的
- ユーザーがインターフェースでボタンやリンクを操作したときに、その操作をトリガーにしてスクリプトを実行したい
sys_ui_actionで定義できるアクション
- ボタンやリンクの表示: レコードフォームにボタンやリンクを追加
- アクションの実行: ボタンがクリックされたときに実行されるスクリプト（例: レコードの更新や、特定の処理を実行）
- 条件の設定: アクションを表示する条件や実行する条件を設定
- コンテキストメニューのカスタマイズ: レコード上で右クリックメニューをカスタマイズし、特定のアクションを追加
sys_ui_actionのフィールド
- Name: アクションの名前（論理名）
- Table: アクションが関連するテーブル
- Action name: アクションの内部名（変更可能、物理名的な役割？）
- Condition: アクションが表示される条件
- Script: アクションが実行されたときに実行するスクリプト
- Order: アクションの表示順序
- active: UIアクションが有効かどうか（true または false）
- form_action: UIアクションがフォームに表示されるかどうか
- client: クライアント側スクリプトを使用するかどうか
- onclick: クライアント側でボタンをクリックした際に実行するスクリプト
- hint: UIアクションのツールチップや説明
- show_on_update: フォームが更新可能な場合にのみ表示されるかどうか
- show_on_insert: フォームが新規作成時にのみ表示されるかどうか
Script Includeとの違い
- sys_ui_action
- ユーザーインターフェース(UI)のアクションを定義するために使用
- 具体的に、ボタンやリンク、コンテキストメニューをユーザーインターフェースに追加ユーザーがそれらをクリックした際に特定のスクリプトを実行
- 再利用性は低く、アクションが定義された場所（フォームやテーブル）に限定されることが多い
- Script Include
- 再利用可能なサーバースクリプトを定義するために使用
- 主に、バックエンドでの処理（ビジネスロジック）を管理するために利用
- 他のスクリプトから呼び出して使用することができる
- サーバーサイドのスクリプトであり、特定の機能や処理を他のスクリプトやプロセスで繰り返し利用できるようにモジュール化するためのもの