※この記事はServiceNow初心者が学習用のために記載した記事です。内容について誤っている場合がございます。不足点などございましたらコメントいただけますと幸いです。
g_user
とは?
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g_user
は、現在ログインしているユーザーの情報を取得するためのオブジェクトである - ServiceNowのクライアントスクリプト(Client Script)やUIスクリプトで使用できる
g_user
の主なメソッドとプロパティ
1. g_user.userID
- 現在のユーザーのSys IDを取得する
- 例
console.log(g_user.userID);
2. g_user.userName
- 現在のユーザーのユーザー名を取得する
- 例
console.log(g_user.userName);
3. g_user.hasRole(roleName)
- 指定したロールをユーザーが持っているか確認する
- 戻り値: true(持っている)または false(持っていない)
- 例
if (g_user.hasRole('admin')) { console.log('このユーザーは管理者です。'); } else { console.log('管理者権限がありません。'); }
4. g_user.hasRoles()
- ユーザーが1つ以上のロールを持っているか確認する
- 戻り値: true(1つ以上のロールあり)または false(ロールなし)
- 例
if (g_user.hasRoles()) { console.log('ユーザーには少なくとも1つのロールがあります。'); } else { console.log('このユーザーにはロールがありません。'); }
5. g_user.isLoggedIn()
- ユーザーがログインしているかどうかを判定する
- 戻り値: true(ログイン済み)または false(未ログイン)
- 例
if (g_user.isLoggedIn()) { console.log('ユーザーはログインしています。'); } else { console.log('ユーザーはログインしていません。'); }
6. g_user.getFullName()
- ユーザーのフルネームを取得する
- 戻り値: string(ユーザーのフルネーム)
- 例
console.log(`ユーザーのフルネーム: ${g_user.getFullName()}`);
まとめ
- g_user は、現在ログインしているユーザーの情報を取得し、UIの制御に役立てることができる便利なオブジェクトである
- 特定のロールを持っているかのチェックや、ユーザー情報の表示などに活用できる