※この記事はServiceNow初心者が学習用のために記載した記事です。内容について誤っている場合がございます。不足点などございましたらコメントいただけますと幸いです。
Userテーブル
- インスタンス内でユーザーアカウントに関連する情報を管理するテーブル
- ServiceNowプラットフォーム上のユーザーの認証、役割、プロファイル情報、アクセス権限、グループの所属、ロールなどを管理
- ロール
- ユーザーやプロセスが持つ役割や権限を指す
- ロール
Userテーブルの特徴
- ユーザーアカウント管理
- 各ユーザーに一意のsys_idが付与される
- アクティブなユーザーと非アクティブなユーザーを管理する
- LDAPやSAML認証と連携して、外部ディレクトリサービスと統合することも可能
- DAP(Directory Access Protocol)
- ディレクトリサービス(ネットワーク上でデータを管理するシステム)へのアクセスを提供するプロトコルの一つ
- 現在はほとんど使われておらず、より軽量な LDAP(Lightweight Directory Access Protocol) が一般的に使用されている
- LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)
- DAPを簡略化したものです。LDAPは、ディレクトリデータへの効率的なアクセスと管理を可能にするために設計
- ServiceNowや他のシステムで、LDAPサーバー(例: Microsoft Active Directory)と連携して、ユーザー認証や権限管理を行う
- SAML認証(Security Assertion Markup Language)
- シングルサインオン(SSO)を実現するための認証プロトコル
- Webアプリケーション間で安全に認証情報をやり取りするために使用
- SAMLは、XMLベースのプロトコルで、ユーザーの認証情報を「アサーション」として伝える
- アサーション(Assertion)
- 「主張や証明」を意味し、ITや認証の分野では、特定の事実や情報を証明するデータやメッセージを指す
- アサーション(Assertion)
- SAMLは、XMLベースのプロトコルで、ユーザーの認証情報を「アサーション」として伝える
- DAP(Directory Access Protocol)
- アクセス制御に関連
- ユーザーのロール(sys_user_role テーブルを通じて)を割り当て、アクセス制御を管理する
- ユーザーに応じたアプリケーションやモジュールのアクセス権限を設定可能
- 組織情報の管理
- 部署(cmn_department テーブル)やロケーション(cmn_location テーブル)と連携して、組織階層を表現できる
- ユーザー間の関係(例: マネージャー、直属の部下)を設定可能
- インシデントやタスクの割り当て先
- ユーザーは、インシデントやタスクの「担当者」として設定されることがある
- 通知機能との連携
- メールアドレスを使用して、ユーザーに通知を送ることができる
- ワークフローやスクリプトを活用して、カスタマイズした通知を設定可能
Userテーブルのフィールド
表示名 | 説明 | 物理名(フィールド名) |
---|---|---|
User ID | ユーザーの一意のID(ログイン時に使用) | user_name |
Name | ユーザーのフルネーム | name |
メールアドレス(通知や連絡に使用) | email |
|
Phone | 電話番号 | phone |
Department | ユーザーが所属する部署 | department |
Title | ユーザーの役職 | title |
Manager | ユーザーのマネージャー(sys_userテーブルへの参照フィールド) | manager |
Roles | ユーザーに割り当てられたロール(アクセス権限に影響) | roles |
Active | ユーザーが有効かどうか(無効にするとログイン不可) | active |
Locked out | ログイン失敗によってロックされているか(セキュリティ設定による) | locked_out |
Group Memberships | ユーザーが属するグループ |
user_group (関連レコード) |