※この記事はServiceNow初心者が学習用のために記載した記事です。内容について誤っている場合がございます。不足点などございましたらコメントいただけますと幸いです。
Visual Task Board(VTB)とは?
Visual Task Board(VTB) は、ServiceNow内のタスクやアイテムを カンバンスタイル(看板方式) で視覚的に管理できるツールです。
主な特徴
- ドラッグ&ドロップ操作:カード(タスク)をステータスごとの列に移動できます。
- リアルタイム更新:他のユーザーと同時にボードを操作しても即時に反映されます。
- フィルター適用可能:条件に応じて表示されるカードを絞り込めます。
操作方法
- VTBを開く
- Self-Service > Visual Task Boards
- ボードの作成・表示
ボードの種類
- ガイドボード(Guided Board)
概要:最も一般的なVTBで、リストビューからワンクリックで作成できるボード。
対象:Incident, Change, Problem, Taskなどの標準テーブル。
用途:日々の業務タスクの「ステータス管理」に最適。
特徴:
- 列はステータスに基づいて自動生成(例:New → In Progress → Closed)。
- 各カードは選択したリスト内のレコード(例:特定のグループのインシデント)。
- フィルター条件をボードに反映。
- 一番使われるタイプ。
- 特定のフィールドの値に基づいてレーンを構成し、タスクがレーンを移動するたびにデータが自動的に更新される(手動でデータを変更しなくてよい)
- カスタムボード(Custom Board)
概要:ゼロから自由に設計できるボード。
対象:任意のテーブルとフィールドを使って構成可能。
用途:「担当者別の進捗」や「独自のワークフロー管理」など、柔軟な用途。
特徴:
- 列は任意の選択肢フィールド(たとえば「優先度」や「カテゴリ」)に紐付け可能。
- 自分だけのボードを作れる。個人プロジェクトにも最適。個人が独自のタスク管理を行うための形式
- チーム運用には非推奨(パブリックで共有不可)。
- レーン変更時の自動更新機能はない
- スクラムボード(Freeform Board / Scrum Board)
概要:アジャイルチーム向けに設計されたボード。
対象:Agile Developmentアプリケーションが必要。
用途:スプリントやバックログの視覚管理。
特徴:
- アジャイル開発手法に基づいたタスク管理を行うためのボード
- スプリント、ストーリー、タスクがカードとして表示される。
- チーム単位で管理され、ロールベースのアクセス制御。
- YokohamaではUIが刷新されてより直感的に。
- バーンダウンチャートなどのアジャイル指標にも対応。