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AWS Developper Associate受験の勧め

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AWS Developper Associate受験の勧め

概要

本記事ではAWSの認定試験の一つであるAWS認定のDevelopper Associate試験に自分自身がどのように合格したのか、及びそもそもどのような試験なのかを解説する。

AWS認定試験とは?

AWS認定試験とは、AWSのクラウドサービスを利用したアプリケーションアーキテクチャの設計や開発の知識を認定するための試験であり、レベルと分野によって以下に示すような認定が存在する。

AWSCertification_Overview.png

一番大きなくくりとして専門知識認定役割別認定になる。

専門知識認定は、機械学習などの特定分野に絞った認定になるため、対象分野の深い知識が要求される。

一方役割別認定は、更にレベル/分野毎に分けられ、基本的には役割に沿った幅広いAWSのクラウドサービスの知識が必要になる。

基本的に各認定試験を受験するに際し、他の前提資格が必要になる事はない。

今回私が受験したのは、役割別認定の中で開発者の中間レベルであるDepeloper Associateである。
この資格はAWSの公式によると、AWSのクラウドサービスを一年程度使用した開発経験がある技術者を対象としている。
認定は一生有効というわけではなく、3年毎の再認定が必要である。

試験方式

AWS認定試験は全国各地にあるテストセンターに出向いて、テストセンター内のPCを介して行う形式になる。

具体的な受験方法は後述するが、テストの期日は個人の予定に合わせて選択できるため受験はしやすい。

試験の形式はDeveloper Associateに関しては選択式であり、問題に対して一つもしくは複数の適当な解答を選ぶ形式になる。(他の役割別認定も同様)

試験時間、総問題数、合格基準などは認定試験によって異なるがDeveloper Associateは以下のようになる

  • 試験時間 : 130分
  • 問題数 : 65問
  • 合格基準 : 正答率72%以上
  • 受験料 : ¥15,000-

なお、問題内容は適宜アップデートされているが、最新のクラウドサービスの仕様と微妙にずれているので注意が必要である。

試験範囲

開発者向けの認定試験のため、求められる知識も開発者寄りのサービスが主になる。

具体的には以下のクラウドサービスの知識を問われることが多い。

  • EC2
  • S3
  • Elastic Beanstalk
  • ALB
  • RDS
  • DynamoDB
  • SQS
  • SNS
  • Kinesis
  • IAM
  • CodeCommit
  • CodeDeploy
  • CodeBuild
  • Lambda
  • API Gateway
  • Cognito
  • CloudWatch
  • AWS CLI
  • Elastic Cache
  • AutoScaling
  • CloudFront
  • ECS
  • ECR
  • CloudFormation
  • KMS

出題範囲は幅広いが、AWSでアプリケーション開発を行う上で必要なものがそろっている。

出題傾向としては、内部の実装まで踏み込んだものも多く、具体的なパラメータの値を解答するということはほぼないが、サービスの概要だけ知っているだけでは解答できない問題が多い。

また、複数サービスを組み合わせた状態での問題が多い為、どのサービスがどういった条件下でセットで使われるかという事も知る必要がある。
逆にネットワークの知識などはあまり問われなかった。

勉強方法

自分が行った勉強は以下の通りである。

  • 実際にAWSのクラウドサービスを利用する
  • AWSのブラックベルトを参照する
  • Udemyの模擬試験を受ける
  • AWSの公式模試を受験する

この中でも、やはり実際にAWSを利用してみるのが一番良いと感じる。

全てのサービスを利用するのはあまり現実的ではないですが、IAMやEC2などであればすぐに利用してみることができる。

そのうえでブラックベルトの資料を参照して細かい仕様などを確かめていく。

Udemyの模擬試験は、若干本試験と問題の傾向、問題の感じが違うが自分の知識の総復習としては問題ないとは思う。

AWSの公式模試を今回一応本番前に受験したが、問題総数が30問で有料なため、そこまで受験する必要はあまりないと思われる。しかし、流石に公式だけあって問題形式などは本番と同等であった。

AWS認定試験の書籍なども市販されているが、そもそもクラウドサービスは都度更新されており、資料の内容が陳腐化する可能性が高いので個人的に勧めない。

受験方法

AWS認定試験を受験するためには、AWS認定のサイトにアカウントを作成する必要がある。

AmazonのアカウントでこちらにアクセスしてサインインしたのちAWS認定サイトのアカウントを作成する。

AWS認定のサイト内から認定試験の受験を予約することができるが、受験はPSIピアソンVUEで受けることができる。

今回は別の試験でピアソンVUEで受験したことがあるのとテストセンターの立地の都合が良かったためピアソンVUEを利用したが、ここはテストセンターの所在地と予約可能な時間帯によって選べばよい。

なお、受験時の言語で英語と日本語を選択する。英語力に自身があれば英語でも問題ないと思うが、日本語で受験するのが良いと思う。

受験当日はピアソンVUEの場合は所定の身分証明書(2つ)持っていけばその他特に用意するものはない。
受験方式は前述したようにJava Silverなどの方式と同じでPCを利用して行う。

一点注意として、日本語問題/解答分の訳し方が微妙なのと、誤字脱字が非常に多い。

問題文として意味不明な場合があるが、一応原文の英語の問題/解答分もみれるため、意味がわからなければ英文を読んだ方が良い。

合否判定自体は解答終了後に画面に表示される。

実際に分野ごとの特典割合などは数時間後程度にメールで送信されてくる。

特典

認定試験に合格すると、ちょっとしたご褒美ということで、次回の任意のAWS認定試験の受験料が半額になるのと模試の受験料が無料になる。

まとめ

ざっとではあるがAWS認定試験(Developer Associate)に関する情報を記述した。

認定試験自体にそれほど価値があるわけではないが、クラウドサービスの基礎知識を身に着けるためにも受験をお勧めする。

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