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Splunk Advent Calendar 2023Advent Calendar 2023

Day 21

SplunkセキュリティコンテンツのSIEM検知ルール(相関サーチ)の探し方!!

Last updated at Posted at 2023-12-29

はじめに

  • ゼロからSIEMの検知ルール(相関サーチ)を考えるのは大変!!
  • 現在SIEMで収集している、もしくはこれから収集する予定のログソースを使って、どのような検知ルール(相関サーチ)を使えるのか知りたい
  • 本記事ではSplunkセキュリティコンテンツ「Splunk ES Content Update(ESCU)」と、検知ルール(相関サーチ)を探すために使うApp「Splunk Security Essentials(SSE)」について紹介します

Splunkセキュリティコンテンツ 「Enterprise Security Content Update(ESCU)」

Splunkではサイバー攻撃の検出・調査で使用する相関サーチ集を「Splunk ES Content Update(ESCU)」として提供している

image.png

  • 最新のサイバー攻撃の状況に合わせ、定期的な更新がSplunkにより行われる。頻度は月に2回程度
  • 相関サーチごとに定義されている攻撃の戦術・手法のマッピング情報が利用できる。特にMITRE ATT&CK Matrixとの対応は重要
  • Splunkbaseから無償でダウンロード可能
    • Splunk Enterprise Security・Splunk Security EssentialsのApp、Splunk Security Contentサイトでコンテンツを確認できる
    • Splunk Security Contentのトップページの「Detections」「Analytic Stories」が該当:リンク

image.png

  • 以下は 「Enterprise Security Content Update(ESCU)」のトップ画面。Analytic StoriesやDetections合計数の表示があるが、このApp単体でログソースに合った相関サーチを探す画面は用意されていない

image.png

「Enterprise Security Content Update(ESCU)」のApp導入は、あくまでSplunk環境にセキュリティコンテンツのライブラリをダウンロードしたということ。
このライブラリを活用するためには、「Splunk Security Essentials(SSE)」や「Splunk Enterprise Security」のAppが必要。

最新の相関サーチを使っていくためには「Enterprise Security Content Update(ESCU)」の定期的なAppの更新が必要です。
Splunk Enterpriseの「Appの管理」メニューからAppの更新ができます

「Splunk Security Essentials(SSE)」で相関サーチを探す

Splunkはユースケース・コンテンツ管理のためのAppとして、「Splunk Security Essentials(SSE)」を提供している

image.png

  • 「ES Contents Update(ESCU)」含め、その他のコンテンツも包含しており、相関サーチを探す上で使える
  • Splunkbaseから無償でダウンロード可能。「Splunk Security Essentials(SSE)」のワークショップはSplunk Japan主催で不定期に開催されている

相関サーチの探し方

「Splunk Security Essentials(SSE)」のAppを選択して、ホーム画面を開く
image.png

「Security Content」画面を使って相関サーチを探す

AWS関連のログソースで使える相関サーチをフィルタを使って抽出!!

1. メニューの「コンテンツ」をクリックして、「Security Content」を選択

test1.gif

2. 「Security Content」画面上のJourneyフィルタをクリックして、表示されるStege-1から6を全てクリックして、利用できるSecurity Contentを全て表示

test2.gif

「Splunk Security Essentials(SSE)」のバージョン 3.8.0で、Level1から4までのSecurity Data Journeyに変更となった。利用できるSecurity Contentを全て表示する場合、Level1-4全てチェックが入っていることを確認。

3. Filtersの下にある「Edit」をクリックして、利用できるフィルタを追加して保存

※「Data Sources」は既に表示されていたため、「Data Source Category」、「データモデル」のフィルタを追加。また、相関サーチのコンテンツだけ表示するために 「Originating App」フィルタを追加

test3.gif

4. 「Originating App」のフィルタで、SIEMの相関サーチに関連しないコンテンツを除外

※「Splunk SOAR」と「Splunk User Behavior Analytics」に該当するコンテンツは表示しない

test4.gif

5. 「Data Sources」、「Data Source Category」、「データモデル」のフィルタで、特定のデータソースの種別を選択して利用できる相関サーチを抽出

※動画では 「Data Sources」、「Data Source Category」、「データモデル」のそれぞれのフィルタをクリックして表示した後に、「Data Sources」の「AWS」をクリックして、AWS関連の相関サーチを抽出した

test5.gif

今回、ログソース関連のフィルタ 「Data Sources」、「Data Source Category」、「データモデル」を表示していますが、それ以外にMITRE ATT&CKのTactic, Technique, Threat Groupsなどのフィルタを使って相関サーチを抽出することができる

まとめ

  • Splunkセキュリティコンテンツは「Splunk ES Content Update(ESCU)」を指す。このApp単体で相関サーチを探すことはできない。他の「Splunk Security Essentials(SSE)」や「Splunk Enterprise Security」のAppで探す。
  • 「Splunk Security Essentials(SSE)」の「Security Content」画面で、さまざまなフィルタを使うことで要件に応じた相関サーチを抽出することができる 

今日もHappy Splunking!!

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