輸入代行業者に依頼していた中国の各種電卓が先日届いたので順次レビューしていく。
今回買いつけたもののほとんどが学生計算機(分数計算のできる算数学習用電卓相当品を多数含む)だが、今回はシャープの関数電卓の中国モデルを紹介する。
カラフルな中国モデル
学生計算機やdeliのClassWiz CWクローンを買おうとしてタオバオを色々検索していたのだが、そこで見つけたのがシャープの2機種。
TL型番が英語モデル、CN型番が中国語モデル。中国語モデルの方が若干高い。
EL-W991TLは日本モデルとほぼ同じ(機能紹介を見る限り、EL-520Tに計算ドリルモードが追加されたもの)。
一方、EL-W82TLは機能がfx-82ES/EX/CW程度に減らされている一方、黒だけでなく白・ピンク・水色筐体もあって全4色。特に水色筐体はチョコミントを想起させる。
カラバリが豊富なのは商品ページの謳い文句が「初高中学生」(日本でいう中高生向け)ということもあるだろう。
カシオに寄せた型番、しかも中国シャープのページに一切記載がない(現Webには計算器そのものがなく、Internet Archiveで過去の計算器ページを見てもそれらしき機種がない)。矢印キーの形状もTシリーズと若干異なる。
怪しさを感じつつも、シャープでこの配色は価値があると思い、試しに買ってみることにした。
天猫1のリンク先の店舗(信诺天晟数码专营店)から48元で購入。代行手数料と国際送料が別途。
TシリーズよりMシリーズに近い筐体
パッケージの中身。色々入っていた。
説明書は中文と英語の両方。製造日の紙まで入っている(2017年11月20日とは古い)。
カバー裏の簡易説明シールが別添なのがよい。
カバーやディスプレイは現行のTシリーズではなく前バージョンのMシリーズに近いもののようだ。
電池はLR44×1。
裏面にシールもあってあるし、これは本物ってことでいいよね?
メニューを表示させ、EL-520Tと並べてみた。メニュー表示はMシリーズ(数字:)ではなくTシリーズ(白抜き数字)のもの。
機能の詳細は割愛。計算ドリルもEL-5160T搭載のものと同等である。普通に使える。
日本モデルとの違いを1点だけ。循環小数の表示は上ドットではなく上線である。
ということで、このデザイン・機能が気に入った方、何かのついでに買ってみるのはいかがでしょう…?