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ブラックフライデーセールで MeePet を買ってみた

ソースネクストがブラックフライデーセールで KAIGIO MeePet(ミーペット)を2980円で販売している。

この端末はテレビ会議専用端末として売られているが、普通に Android 端末としても使えるという情報があったため、買ってみることにした。

Fire HD 8(第8世代)と比較するとこんな感じ。画面の大きさはほぼ同じ。
meepet_1.jpg

MeePet を Android 端末として使うには

MeePet を Android 端末として使う方法はすでにいくつかのサイト・動画で解説されている。

USB デバッグを利用し、PC に接続して PC からアプリをインストールする方法

をするまでもなく、 USB メモリにアプリを入れて、ファイルアプリから実行すればホームアプリがインストールできてしまうことを発見した方も。

この方は設定画面からデベロッパーモードに移行する操作を解説しているが、実はデベロッパーモードに移行する必要すらない。
WiFi設定画面からファイルアプリを呼び出し、 USB メモリからホームアプリをいきなりインストールできてしまう。
今回の検証は現時点での最新バージョン(ソフトウェアバージョン:1.0.7、ファームウェアバージョン:1.2.5)で行ったため、過去や将来のバージョンてここまで簡単にインストールできるか保証はできない。少なくとも現バージョンはデフォルトで MeePet 以外のアプリ切り替えこそ制限しているものの、それ以外の制約はほとんど無いと言ってよい。

簡易サイネージとして使う

普段は RSS のニュースを表示させておこうと、簡易サイネージソフトを探してみたところ、 Slideshow というアプリが良さそうなので入れてみた。

日本語の解説もある。

起動すると、8080ポートで Web サーバーも立ち上がるので、別 PC から Web ブラウザを使って設定することもできる。

設定画面が多岐にわたってわかりづらいので大まかに解説。
画面のデザインは画面レイアウトタブから設定。
meepet_2.png

パーツの設定はアイテムタブから。文字色はアイテムの設定画面で指定しておく。
meepet_3.png

ただし、ここで秒単位の時計を設定しても10秒単位でしか更新されない。
更新間隔はプレイリストタブから操作する必要がある。ここから時計パーツのプレイリストを編集→コンテンツの長さを1秒に設定。
meepet_4.png

最後にアイテムパーツを画面レイアウトの各部分に紐づけていくが、レイアウト設定の一番下にある ゾーンのプレイリスト スケジュール を開く(パネルを追加した直後は ゾーンのプレイリスト スケジュール ボタンが表れないため、一度画面レイアウトを保存する必要がある)。
meepet_5.png

プレイリストに追加すれば、そのコンテンツが画面に表示されるようになる。
meepet_6.png

動作例はこんな感じ。バッテリー駆動で満充電から1時間放置したらバッテリー残量が78%になった。
meepet_7.png

なお、 RSS 以外の Web ページを表示させたい場合は RSS に変換するサービスを利用するとよい。

ややもっさりだが、価格からすれば十分使える

他にも VLC や Kiwi Browser などを入れて動画視聴や Web 閲覧等をしてみた。
Web 閲覧はややもっさりしているが、十分実用の範囲と言ってよい。
PC用の Chrome 拡張機能を使って2倍速を超える YouTube の再生も可能であった。

唯一欠点と言えそうなのは、アプリの切り替え制限があること。
Navigation Bar をインストールすれば戻るボタン・ホームボタンは追加できるが、アプリ切り替えボタンは機能しない。どんどん起動アプリが溜まってしまう問題がある。
設定画面からアプリの強制終了以外の方法があればよいのだが。

その欠点を承知しつつ、単一アプリ起動もしくは定期的に再起動すると割り切って使えば、それなりに使える端末と言える。
特に、 USB-A ポート2基通常サイズの HDMI 出力ポート、さらに4Wスピーカーが2基備わっている点は注目したい。 Android タブレットでもここまで備えているものはほとんど無いだろう。
USB メモリや SSD/HDD をつないで画像・音楽・動画再生端末として使ってもよいし、キーボードを繋いで入力作業を行う用途でも使えそうである。

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