シャープ機の制約の方が若干緩い
Xでこのような投稿を見かけた。
カシオ機のfx-373ESで結果が分数表示にならないということだが、シャープ機はこの結果を分数形式で表示できる。
説明書を見てみよう。
カシオ機は「帯分数形式で表現したときに、整数、分数、分母、区切りマークの合計数が10桁を超えるような計算結果は、分数形式で表示されません」とある。
$ \frac{82850}{471} $ を 帯分数で表すと $ 175\frac{425}{471} $ となり、区切りマークを含めると11桁になるため、カシオ機では分数形式で表示ができないということになる。
仮分数の表示のみ可という融通は効かない。
キヤノン機もカシオ機と同様である。
一方、シャープ機は「仮分数または真分数にて、数値の表示桁数が合計9桁を超えるときは、小数に変換して表示」とあり、仮分数の表示桁数の合計が9桁に収まっていれば分数表示ができるということになる。
もちろん帯分数の表示条件を満たさなければ帯分数への切り替えはできない(上記の例でも帯分数への切り替えは不可)。
ということで、ほんのわずかな制約の違いであるが、カシオ機・キヤノン機だと分数表示できずシャープ機だと分数表示が可能なケースが若干存在するということがわかった。
目のつけどころがシャープです。