Dockerを使ってPostgreSQLのなんちゃってレプリケーションを構成

概要

Docker使えばPostgreSQLの設定ファイル変えずとも、
簡単に同一サーバ内の2つのPostgreSQLを同期させることができたのでそのときのメモ書き。

前準備

Docker Composeがインストール済みであること

手順

1.コンテナにPostgreSQLを２つ用意

マスタDB（ポート番号5432）とスレーブDB（ポート番号5433）として起動

ポート番号5432と5433で動くPostgreSQLを用意

sudo docker run -d --name=master-postgres -p 5432:5432 -e POSTGRES_PASSWORD=password postgres
sudo docker run -d --name=slave-postgres -p 5433:5432 -e POSTGRES_PASSWORD=password postgres

2.同期用のシェル作成

マスタDBのダウンプファイル作成してスレーブDBに設定するシェル作成。

restore.sh

#--基本情報--
#Dumpファイル名
BACKUP_FILENAME="backup.dump"
#リストア対象のDB
DB_NAME="postgres"
#操作ユーザ
DB_USER="postgres"
#対象のDocker_DB
MASTER_DB="master-postgres"
SLAVE_DB="slave-postgres"
#-------
#Dumpファイル作成
docker exec $MASTER_DB pg_dump -U $DB_USER --clean --if-exists $DB_NAME > $BACKUP_FILENAME
#リストア
cat $BACKUP_FILENAME | docker exec -i $SLAVE_DB  psql -U $DB_USER

3.あとはクーロン設定

例は、5分毎にスレーブDB（ポート番号5433）に同期させるクーロン

クーロンの設定例（５分毎に同期）

*/5 * * * * /opt/sh/restore.sh

4.確認

マスタDBの内容がスレーブDBに同期されているのを確認